前回の、悲惨な結末を迎えた「トマム山・山頂登山」だが、せっかくのこのシチュエーション(曇の中という状況)を生かすため、念のため神山おじさんの顔写真(正面・側面)をおさえておいた…。
※曇りは光が柔らかくなるので、コーポレート写真などは初心者でもキレイに撮れやすいのだ。
転んでもただでは起きない精神で、この写真を元に3Dデータを生成することに(無理やり?)してみる!
使用するのは、筆者のお気に入りソフト「CrazyTalk(クレイジートーク)8 pro」。
クレイジートークとは、その名の通り狂った?会話アニメーションを制作することができる楽しいニッチなソフトである。
そして制作したアニメーションがこちら↓
※一部過激な表現が含まれます。心臓の弱い方はお気をつけください。
今回はこの動画の制作手順とそのポイントを(自分用に)メモしておく。
※細かい説明は割愛するのでご了承いただきたい。
1.CrazyTalk 8(クレイジートーク)ソフトを起動。
このパッケージデザインからすでに、アメリカンクレイジーな香りがプンプンだ。
2.アクタータイプを選択する。
前回の「手描きの画像から2Dアクターを制作」とは違い、写真2枚を使って3Dアクターを制作するため「3D」を選択する。
3.画像のインポート(取り込み)。
ここで撮影しておいた神山おじさんの写真2枚(正面・側面)を使う。
画像は使いやすいよう縦位置にトリミングしておく。
4.顔貎(がんげい)ポイントをマークする。
画面の左記見本を確認しながら、大雑把に目や鼻・口などのフッティングポイントをマークしていく。
側面のフッティングポイントもマークして「次へ」を選択。
5.自動で3D顔が出現!
うわっ!気持ち悪っ!
これまでのデータを読み取り3Dモデルが自動生成されたのだが、輪郭がなにやらおかしい。
この段階ではまだまだ実物とはかけ離れた状態だ。
オリジナル画像に最もマッチする形状を選択するとあるが、とりあえずこのまま「次へ」。
6.詳細にフッティングポイントを調整する。
大雑把にマークしたフッティングポイントをターゲットの顔貎に合わせて正しく配置していく。
左右の目や鼻、口、輪郭といった具合に細かく配置。
正面フッティング。
とりいそぎ後から微調整するとして、大雑把に配置していく。
側面フッティング。
側面の写真に合わせて配置する。
この後「テクスチャ」を調整して「適用」を押す!
そして現れた3Dアクターがコチラ!
↓
↓
↓
↓
ぬ、ぬらりひょん!!?
ぬめっとした気持ちの悪い男が現れた!
↓この時点での動画を貼り付けておく。
さて、ここからが腕の見せ所である。
書き出された3Dアクターは後からの微調整も可能。
最初に戻りフッティングポイントの微調整を行っていく。
チクチク、チクチク。
かなり地味な作業だが、
人の顔を自由にいじる作業は意外に楽しく、時間を忘れて夢中で作業…。
とつぜん電話が鳴り「あの件、どうなりました?」と、お仕事の催促。
やばい…ごめんなさい。
後で一生懸命やります。
さて、キリがないので輪郭もだいたいこれくらいでOKとする。
実物の神山おじさんっぽさが出てきた!
この後、
裸体に服を着せ、
髪を(若干実物より多めに)忖度し、
テクスチャを調整して、
表情を加えれば…
おぉ…かなり実物に近くなった。
実物よりも断然カッコよくなった気がする。
神山おじさんにこの画像を見せ、
スマホのアプリで録音してもらった音声データを動画に追加。
もらったデータが酷すぎる。石に「コノヤロウ」って…。
音声データに合わせて動きをシンクロさせれば・・・
記事冒頭に貼り付けた会話アニメーション動画の完成だ!
※一部過激な表現が含まれます。心臓の弱い方はお気をつけください。
しかし、
この技術を習得したところで使い道がまったく思いつかない…
いったい何に使うんだこのソフト!?