去る7月某日のランチタイム、幕別町札内駅前商店街の老舗洋食屋さん「希林亭」で名物ポークチャップ定食をいただいていた。1度食べたら忘れられない味。やっぱり旨いよねと!
その店内でフト目にした一枚のチラシ。
なになに?「魔法の美術館」とな!?
ポップで明るく楽しそうなデザインのチラシ。
魔法ってどういうこと?
掲載されている写真のイメージから大体の想像はついたが、小さな子供を美術館につれていくのは何となく敷居が高い気がしていた。
でもちょっと子供向けっぽいイメージだよね。しかも「撮影OK」とのオフレコミ。
これはトカチのニッチネタとしては良いかも(失礼!)という軽いノリで行ってみることにした。
雨天が続いて外で遊べなかったしね!
ポークチャップ定食を堪能した後、すぐに最寄りの駐車場へ。だが、そこはすでに満車状態。
いつもはガラガラなのに…おかしいな。緑ヶ丘公園でイベントでもやっているのだろうか。
空きスペースをなんとか見つけて駐車し、美術館へ向かう。
途中、何組かの楽しげな親子とすれ違う。とても満足そうな笑顔が印象的であった。
なんだろう…まさか「魔法の美術館」で?徐々に高まってゆく期待感。
受付で料金を支払い、説明を受ける。
※撮影した写真はSNSやブログへの掲載もOK!との許可も頂いた。但し、フラッシュ撮影や著作権の侵害はNG!
入場料金
- 一般 800円
- 大学、高校生 500円
- 小中学生 無料
黒幕中央に動画を連想させる再生マークが。粋な演出である。
なんだか中がワイワイ賑わっているような…いざ入場!
アートinワンダーランド!
そこは、いつもの静かな美術館ではなかった!!
触れることであふれ出す光、はじける音、次々と変化する映像…そして人々の笑顔がー!!!!
子供と一緒に大人もはしゃいじゃってるではないか!しかも大賑わい!ニッチなネタって言ってごめんなさい!!
実際、トカチニッチのネタにするか迷いましたが…せっかくなので。
おぉ!子供の動きに合わせて床が光る、動く、音も奏でる。オモシロイ。
こらっ!美術館で走るのはやめ・・・(自由に動き回ってみよう!と書いてあるから)まぁいいか。
↓額縁の前に腰かけると、鑑賞者の肖像画が現れる。しかし、その顔は少し変。いつもと違う誰かが乗り移っているような・・・奇妙な体験が!
自分の肖像画と対峙し気まずそーにしてる息子。
↓個人的なお気に入りはコレ。
坪倉輝明氏作「つくもがみ」。
古くから、日本では様々な物に魂が宿ると考えられてきた。そして長い年月が過ぎると「つくもがみ(付喪神)」になると言われてきた。鑑賞者の姿が、そのつくもがみに大変身!?
そしてやっぱり一番人気はフォトジェニックなコレ、
的場やすし氏/山野慎吾氏/徳井太郎氏作「スプラッシュディスプレイ」!
動き回る光の的にボールをふわっと当てると…大噴水が起きるかも…!?※鼻の穴が大きい方はご注意を!
あー、大満足。
聞くところによると、「過去5年間の同館展示で最も来場者数が多かった特別展『放浪の天才画家 山下清展』に迫る勢い」なのだとか。
全然ニッチじゃないじゃないか。
駐車場の満車も納得ですよ。
ということで、まだ会期が一ヶ月程あるので興味のある方はぜひ帯広美術館に行って体験してみてくださいね!
土日は混雑していると思われ、人目をはばからずはしゃぎたい大人の方は、平日の空いてる時間を狙うのがオススメかも!
●魔法の美術館/北海道立帯広美術館
会期/2018年6月30日~9月5日
会期/北海道帯広市緑ヶ丘2(緑ヶ丘公園内)
営業/09:30~17:00
休館/月曜日
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