Photogrammetry(フォトグラメトリー)
ざっくりいうと、たくさんの写真から3Dデータを作る技術。
1からモデルを形成せずに3Dデータが作ることが出来る。
やってみたい!
そこで、ネットで色々調べてみた。
用意する物(ネット調べ)
- カメラ(スマホでも可能)
- パソコン
- フォトグラメトリー専用ソフト
これだけ用意できたら
やり方
- 3D化したい物を写真で撮りまくる(たくさん)
- 撮った写真をフォトグラメトリーソフトに入れる
これだけ。
念のためフォトグラメトリー用の写真の撮影方法を事前に調べてみた。
フォトグラメトリー用撮影のコツ
- 3Dで見せたいところは全部撮る
- 屋外のものを撮る際は曇りがいい(強い影はNG)
- ブレてる写真は使えない(手ブレNG)
- ピントは全体に当たるように(背景ボケNG)
- 動くもの(人・動物)は基本NG
という事らしい。
やってみた
帯広市内の公園(帯広公園東町「タコ公園」)へ行って撮ってきた。
真剣に「タコ」を撮影する筆者(怪)
合計700枚近く撮影
この画像を全部ソフトの中に取り込むと、勝手にどんどん3Dモデルを形成していく。
見て!この3D作ってる感!
そして、できたのがコレ!
(グリグリ動かせます)
と、ここまで、すごく簡単に書いてみたが、実際にやってみるとトライ&エラーの連続だった。
苦労話
画像と画像がうまく繋がらなかったり、形成した3Dに穴が開いたり、本来何もない場所にソフトが勝手に変な造形物を作成したり、画像を多く使いすぎてパソコンが止まったり(さすがに700枚は無理だった)。
そして声を大にして言いたい事……めちゃくちゃ時間がかかるということ。
3Dデータの精度を出すため、たくさんの画像をソフトに取り込むと、処理に時間がかかってしまう。しかし、少な過ぎると精度が出ない(繋がらない)。
画像が多いモデルの場合、1つの工程に3~4時間かかることもあり、その間そのパソコンでは他の作業が出来なくなってしまう。
さらに、今使ってるソフトが日本語に対応していないので、「よくわからないけど、とりあえず試す」→「待つ(数時間)」→「失敗」→「他の方法を試す」→「待つ(数時間)」→「失敗」って具合で、本当に時間ばかりかかってしまう。
また、文頭に書いた「用意するもの」は気軽に始められるイメージだったけど、ちゃんと作ろうとすると、必要な物が少し違ったので書き直します。
本当に必要なもの
- 高精細カメラ(出来れば一眼レフ。明るい広角レンズが〇)
- PLフィルター(偏光レンズ)
- 高性能パソコン(良いビデオカードが必要)
- ”有料”のフォトグラメトリーソフト
さらに……
もっと〇〇があれば!的な要素
- 英語のソフトが難なく扱える語学力
- 無理な体勢でも手ブレをしない強靭な上半身
- 脚立に登らずに被写体の頂点を撮影できる身長(希望5メートル)
その他の作品
最後に、これまでテストした作品の一部を紹介。
幕別町にある公園(幕別町札内「いなほ公園」)
近くまで寄って撮れるものはかなり精度が出る
石碑の様なザラザラ素材は得意(帯広市「緑ヶ丘公園」十勝監獄跡地石碑)
文字までちゃんと読める
歴史的建造物(帯広市内「緑ヶ丘公園内」十勝監獄石油庫)
帯広市で最古の建物らしい
精度は出ていないが、人間だってこの通り……
ん?
お馴染み(?)当サイトのマスコットキャラクター
さらに精度を出すためには、フォトグラメトリーソフトで作った3Dデータを、他の3D作成ソフトで加工してあげれば良いらしい。(3D作成ソフトの操作が難しすぎるよ……助けてMOV男)
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