2020年、夏。
息子(10歳)が、今頃になって
「Nintendo LABOが欲しい」
と言い出した。
「Nintendo LABO」は、専用の段ボールで作ったキットにSwitch本体やコントローラーを付けて色々な動きをさせて遊ぶ工作型のゲームだ。
Nintendo LABO
2018年の発売当初、「素材が段ボールだからきっとすぐ壊れちゃうよ」と、大人のくだらないアドバイスをしたばっかりに、息子は自分の誕生日プレゼントに他の玩具を選んだ。
あれから2年の時を経て、再び「やっぱり欲しい」と言い出した。
そんなに欲しかったのね(息子よスマン)。
この「Nintendo LABO」の中に「バイク」というゲームがある。
これをプレイしている息子がハンドルだけでなく、身体を左右に大きく揺らしながら操作している様子をじーっと観察していた。
最近、トカチニッチ内でも流行っているGoProMAXを使って何か面白い動画が撮れないかなーなんて思っていた矢先、これくらい没入感のある映像を自分で撮るにはどうしたらいいか、なんてことを考えた。
GoPro含めアクションカメラを活用した動画でよく目にするのは、自転車にカメラを直接固定して、自転車の目線(?)で撮影したり、さらに臨場感を出すためにカメラを運転者の頭や胸に装着し、自転車のハンドルを画面に入れる動画などが多い。
映像にハンドル入れると臨場感
だが、これでは息子がやっていたゲームの画面の様にはならない。
実際のゲーム画面
もし、実際にこの画角で撮ろうとすると、自転車の後ろをピッタリとドローンか何かで追従して撮影するか、以前作成したカヌー用GoProマウントの様に、自転車の後ろに長い棒をグイーンと伸ばしてそこにカメラを付け……あっ。
さぁ、始めようか。
今回もカヌー用GoProマウントよろしく、工作しやすく強度のあるイレクターパイプを使って製作することにした。
まずはGoProMAXとイレクターパイプを合体できるように、キャップを加工。キャップに穴を空け、そこにカメラネジを射し込みナットで固定。振動でネジが緩まないようにバネワッシャーも忘れずに。
イレクターパイプのキャップGoProMAX仕様
これをお好みの長さのイレクターパイプに専用の接着剤で固定すれば、マウントの完成だ。
そして、次はどうやって自転車に固定するか。
まずはホームセンターの自転車売り場へ行き、何か良さそうなアイテムがないか物色してみたが、自転車に長い棒を固定するというニッチな商品は見つけられなかった。
そこでイレクターパイプが売っているコーナーへ戻り物色していると、パイプとパイプを好きな角度に固定できるジョイントを発見。
ジョイントをサドルのパイプに装着
イレクターパイプと自転車サドルのパイプの径が、ほんの少し違うので、間に薄めのゴムマットを挟んで調整。
専用マウントの完成
ここからパイプの長さを変えたり、パイプの角度を変えたりして実際に自転車乗り映像を撮って何度も確認。
色々なパターンをテスト
そして、完成した映像がこちら
GoProMAXは360°映像を記録できるカメラなので、自転車だけでなく周りの風景をグルッと見せたり(動画50秒~)、上下にクルッと一回転させたり(動画1分~)と、編集次第で色々見せることができる。
さぁ、これ乗って色んな町へ行ってみよう♪