ここ十勝は小麦やじゃがいもの収穫シーズンのため本業が忙しく、全然更新出来ませんでした。
ファンの皆様ごめんなさいm(__)m
さて今回は、このサイトでお馴染みの「カウンティ」ではなく、「べんぞうさん」の回です。
ちなみに「べんぞうさん」とは僕のプロフィール画像のトラクターの事。
そもそもなぜ「べんぞうさん」と言うのかと言うと。
①正式名称が長いから、愛称を付けたかった。
正式名称 メルセデスベンツ エムビートラック ターボ900 です。
長い…長すぎる。
そして言いにくいよ…。
②スラング英語で、メルセデスベンツをBENZO(ベンゾー)って言うらしい。
その昔、車雑誌でそんな記事を見た。
③僕、本techはキテレツ大百科が大好き。
キテレツ君の発明への意欲とか集中力とか本当に感心する。
って言うかキテレツ君になりたい。
勉三さんは…うーん(笑)
そんな「べんぞうさん」だが、やっぱりトラクターとしては古くて1987年製。
和暦で言うと昭和62年製。
そりゃあシートもボロボロになるわな…
と言う訳でボロボロのシートがはい。こちら。
座面も背もたれもビリビリ。ボロボロ。
そんな時、いつも入り浸ってる鉄工所の社長から連絡があり、
「コンバイン(※)の交換したシートいらんか?」
「交換するのに切り刻んだけどよ」
切り刻んだってどういう事?
切り裂きジャックかいな。
と思いつつ、貰ってきましたよ。
注)コンバインとは小麦の刈取りのための超大型機械のあれね。
濡れ雑巾(青い布)でガードしながら何か所も溶接。
鉄工所の社長曰く、メーカー違いのシートを付けたからブラケットを移植するのに切った貼ったしたとの事。
シート表皮も裂けていたので、妻にミシンをお願いした。
ひとまずシート自体はOK。
それじゃあ「べんぞうさん」のシートを取り外そう。
ほい。
外したシートに座り途方に暮れるの図(↓)。
ちょっとニヤニヤしてしまった…
「ぷすぅ~」
ん?
誰かこっそりおならした?
シートが付いてた部分からかすかにそんな音がする…
おならの犯人発見。
エアサスシートのエアバッグじゃん…
トラクターや重機には一部の上位機種を除いて車輛自体にサスペンションは付いて無いのです。
その代わりにオペレーターの疲労軽減の為、シートにサスペンションが付いています。機械式やエアサス仕様があります。
さあ、意を決して分解するか!
エアバッグを取り外した。
簡単そうだけど、あっちバラしこっちバラしでどれだけ時間かかったろう。
んで、外れましたよ。エアバッグ。
そして、ベンツのトラクターにアウディのマット(笑)
部品なんて手に入るべか。
手に入らなかったらどうしようかな…
キテレツ君の眼鏡どこかに落ちてないべか…
ドキドキしながら工場のエアーを通してみる。
シュー!
ラッキー!ただのホースの亀裂じゃん。
軽症で済んで嬉しいナリ!嬉しいナリよ!
サービスカーの中に使えそうなホース発見。
空気圧も強くないから、ひとまずこれで良いだろう。
またエア漏れしたらホースを変えよう。
じゃん!
おNEWシート(と言っても中古なんだけど)のセット完了。
背もたれも高くなり、贅沢の極み。
農業者の方がどれだけ見てくれているか分からないが、気付いている人は気付いているだろう。
そう。このシートは。
「CLAAS※」なのだ!
注)ドイツの大きな農業機械メーカー
「べんぞうさん」アウディとCLAASともコラボしてしまった。
壊れる度にどこかのメーカーとコラボしそうだな(汗)