毎年、息子(小2)の夏休みに合わせて夏のキャンプを楽しんでいるのだが、今年はカヌーを手に入れたので湖畔キャンプにしようと思う。
毎年、どこにキャンプに行くか、何をして遊ぶか、何を食べるか、と同じくらい考えている事がある。荷物の軽量化だ。
アウトドアの世界では軽量化は正義だ。今年も車のバックミラーから安全に後続車を望みたい。
だが今年のキャンプにはカヌーの荷物が加わるので、昨年までとはワケが違う。カナディアンカヌー(本体)、パドル、ライフジャケット、長靴、その他(ロープ・電動空気入れ・受太郎・釣り道具・排水スコップ・着替えetc...)などが増えることになる。
これまでキャンプ道具だけでも車の荷室はパンパンだったので、単純にそのままカヌーの荷物を追加してしまうと人が乗れなくなってしまう。今年の軽量化ミッションのハードルは思ったより高そうだ。
ここは頭を働かせて何とかしよう。考えろ俺!
毎年の様にキャンプを楽しんでいると、少しずつ道具が増えていく。
荷物の軽量化に向け今一度キャンプ道具を見直すことにした。そして荷物を独自のグループに分けてみた。
という4つのグループに分けることが出来た。
今回は思い切って「絶対に使う物」以外を置いていくことにした。これまでは、自作したキャンプ道具を使いたいという楽しみ(自己満足の極み)があったが、そんなものは今回無視だ。
あると便利な道具や予備の燃料なども省いてしまったので、不測の事態があれば困ることは間違いないが、多少の不便は覚悟の上だ。
こうして色々な想いと共に荷物を減らすことができた。これならカヌー道具も乗りそうだ。
さよなら自作の道具たち...さよなら私の自己満足...
そして厳正な荷物選定を終えてから、あえて増やした荷物もある。
「カヌードーリー」だ。
この「カヌードーリー」はカヌーに直接タイヤを取り付けることが出来るアイテムで、これを付ければ重いカヌーも台車の様に引いて楽に運ぶことが出来る。
最初はいつもの様に肩に担いでカヌーを運ぼうと考えていた。
「湖畔キャンプ場」と言っても駐車場から湖までの距離が必ずしも近いとは限らない。今回、目指す南富良野町にある「かなやま湖キャンプ場」もこの類で、駐車場から湖までの数百メートルは自力でカヌーを運ばなくてはならない。きっと運び終わる頃には少し身長が縮んでいるはず。
そしてカヌードーリーを付けることで台車に変身したカナディアンカヌーは荷物を運べることに気が付いた。こうすることで陸のカヌーもただの荷物では無くなる。一石二鳥とはこのことか。
『よし!カヌードーリーをつけよう!』
すぐにネットでカナディアン専用のドーリーを調べてみると、思っていたよりもお高い。どうしてこういつも専用は高いんだ?
(あ、売れないからか...解決♪)
『じゃー作るか!』
と、久々のDIYの予感に胸が躍りすぐにホームセンターに直行。あれこれ材料を物色しているとある事を思い出した。
『あ、そうだ…』
先日の受太郎(竿受け)のときと同じようにカナディアン用ではなくカヤック用、ボート用をスマホで検索してみた。すると案の定、安価のドーリーがいくつも出てきた。
『やっぱりか!こういうことか!』
ざっと調べた限りカナディアンだろうがカヤックだろうがボートだろうが、ドーリーの取り付け方は大体一緒なので試しに小型ボート用を購入。送料込みで4,700円。
自作してもタイヤ2個だけで3,000円くらいと見積もっていたので、これなら自作するよりも安そうだ。さらにコンパクトに折り畳める機構になっているので、収納や運搬の際に大きな利点となる。
こうして私はまたDIYの機会を失った…。(めんどくさい訳じゃないよ。ホントだよ。)そして買い物カゴに入っている材料をこっそりと元の場所に戻して店を出た。あれ?デジャブかな?
さぁ、全部入るかなコレ…
カヌーとパドルは屋根に乗のっけて…
最後は適当に突っ込んで…
『は、入った…!』
残念ながら今年はバックミラーから安全に後続車は望めそうにないが、無事に予定していた全ての荷物を積み込むことが出来た。
さぁ、いざカヌーキャンプへ!
(つづく)
ここでは十勝でひっそりとカナディアンカヌーを始めた記録をレポートしていきます
つづきはこちら
25.「カヌーキャンプ in かなやま湖(南富良野町)~ドーリーの罠」