初雪こそまだ降らないが、ここ十勝ももうすぐ本格的な冬が訪れカナディアンカヌーと駆け抜けた2018年シーズンも終わりを迎える。
あれだけ毎日乗りたいと思っていたカヌーも、気温が下がるにつれその欲も落ち着いてきた。ほんと寒いの苦手。
そこで、1シーズンを終えてこれまでを一度振り返っておこうと思う。
今回は私がカヌーを始める際に欲しかった情報「で、実際いくらかかる?」というお金のことを書こうと思う。
自分用メモの意味合いが強いが、これからカナディアンカヌーを始めようと思う人のためにもなるのであればこれ幸い。
また当初は良いと思って記事にしたことも「やっぱり違ったわ…」と思うことはココでこっそり修正しようと思う。
で、実際いくらかかる?
カヌーを1から始めるとなると結構かかる。誰かが言ってた『お金がかかるのは最初だけ』という言葉を鵜呑みにしていたが、必要な物(欲しい物)はどんどん増えていき、財布の中身はどんどん減っていった。結局、いつまで最初なのかがわからない。
困ったときの『一生モノだから』という必殺フレーズも説得力があるのは最初だけで、値の張る物は家族とよーく相談して買わないと怒られる。相談しても怒られた。
カナディアンカヌー本体
新艇を買おうとすると最低でも150,000円程、高い物では300,000円以上する艇もある。
ただ中古でも構わないとなれば、数万円で購入することは可能だ。
私の場合は欲しいカヌーの中古艇(1シーズン使用)を90,000円程で手に入れた。
カーキャリア
カヌーを運搬するのに必須。これが無いと運べないし、カヌーを買いにも行けない。なので順番としては、カーキャリア装着 → カヌーを買う となる。
私の場合はカーキャリア(ベースキャリア)を35,000円程で購入。
キャリアパット
カナディアンカヌーを固定する専用のアタッチメントもあるがどれも高価(2~3万)だったので、サーフボード等を固定するためのキャリアパットで代用した。私の場合は3,000円程で済ませた。
固定用ベルトとロープ
カヌーをキャリアに固定するためのベルトは専用が安心なのでカー用品店でベルト(幅25mm・長さ4.5m)を2本購入。また、ロープ(太さ9mm)を2本用意してカヌーの前後をタイダウンさせると高速道路を走行しても安心だ。
私の場合はベルト2,000円程。ロープは1,000円程。
パドル
パドルは木製、アルミ製、カーボン製…素材にもよるが大体5千~1.5万円位。1本の木から削り出した物や、装飾のある物は高価になるようだ。かといってあまり安い物は重かったり、最悪、折れてしまうこともある様なので注意。
私の場合は、156cmの木製で12,000円程×2本(私と嫁用)。
息子用の121cmの短い木製パドルは頻度を考えて5,000円程。
PFD(ライフジャケット)
釣り用などの一般的なライフジャケットと比べると肩の部分が大きく開いているので漕ぎやすい。メーカーの特色や独特なサイズ感もあるので、ショップの店員さんと相談して買った方が良い。ここをしっかりしておけば安全面が大きく確保される。
私の場合は8,000円程×2着(私と嫁用)。
息子用は6,000円程のジュニア用。
ドライバッグ
水に濡らしたくないカメラやスマホ、バーナーや食材をカヌーに積む際にあった方が良い。最初は登山用の薄手のドライバッグ(5,000円程)を使用していたが、使用中の不注意で底の部分が破れてしまった。
現在はホームセンターで購入したかなり厚手で自立するドライバッグ(2,000円程)を使用している。
自立するので物の出し入れもしやすく、積載力のあるカナディアンカヌーにはこのタイプが使いやすいと思う。
浮力体
素材に浮力のある高価なロイヤレックス製のカヌーなどは別だが、私の買ったカヌーは転覆すると水に沈んでしまう(らしい)。そこで少しでも水が入りづらくするためにカヌーの内部に浮力体を入れる。安全にカヌーに乗るためにはカヌーの前後に入れるために2個必要となる。さらに浮力体を固定するロープ(太さ6mm・長さ3m)も2本用意。
私の場合は浮力体が7,500円程✕2個。ロープが1,000円程。
ただ、浮力体は厚手のビニールでできた風船みたいな物なので、見た目を気にしなければイルカ型の浮き輪でも代用できそう。
手袋(グローブ)
一日中パドルを漕いでいると手が痛くなる。水に濡れたまま力いっぱい漕いでいるとすぐにマメが出来て潰れるので長い時間を漕ぐなら手袋(グローブ)はあった方が良い。
私の場合は、速乾性のある登山用の手袋を代用し3,000円程。
カヌードーリー
カヌーを長距離移動させる際や、カヌーにキャンプ道具などを乗せて運ぶ際にドーリーがあると便利。
ただ、カナディアンカヌー専用は高価(2~3万)なので、工夫をすればカヤック用や小型ボート用でも代用できる。
私の場合は小型ボート用で5,000円程。
アンカーと竿受け
カヌーフィッシングをやるならアンカーと竿受けがあると良い。どちらもあると釣りに集中できるのでおすすめ。
アンカーの重さは1.5kgの物を使っているが、もっと重くてもいいかなーと思っている。またアンカーに繋ぐロープ(太さ6mm・長さ30m)は、もう少し細くても大丈夫かもしれない。
私の場合はアンカーが1,500円程、ロープが1,000円程。竿受け(受太郎)は1,700円程。
帽子とサングラス
水上は日を遮るものがないので、長時間乗る際は特にあると良い。専用の物でなくても家にあるものでも十分...
...と、まだまだ細かい物をあげればキリがないが、ざっと挙げただけで結構な出費になっていた。
誰だ?初めだけって言ったの…
なんて言いつつも、カヌーをはじめたことに一切の後悔はない。
初年度だけでもこれまでしたことない経験や体験がたくさん出来たし、これからやってみたい事もまだまだある。
これからのオフシーズンにたくさん情報を蓄えて、来シーズンを楽しみに待とうと思う。まずは先日発売されたばかりのコレを読みながら。
ここでは十勝でひっそりとカナディアンカヌーを始めた記録をレポートしていきます
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37.「今年の目標(2019)」