写真にならないそこのあなた。
それはもしかしたらカメラの腕じゃなくて料理の見た目がマズいのかも.......
!!!イヤ!それ!!絶対言っちゃダメなやつだし!!!
すいません。スルッと毒が出てきて自分でもびっくりしました。
そもそもそこに言及したら話が進みませんよっと自戒の念を込めて
始まり始まり。
のっけから暗雲立ち込める展開で思わず冷や汗が止まらないのは
決して暖房のせいだけではないはず。
幼少期からメカニカルなものに目が無く、何でも分解して廻り
周囲からドライバー禁止令が出るほどの困った子でしたが
なぜか時計とカメラには全然興味がなく過ごしてきました。
なのでプロの方に写真を撮って頂いていましたが音楽性の違いにより解散の憂き目にあいました?
かいさん?いや、そもそもバンドじゃないし......
私の意に沿った上手な写真を撮る方も沢山おられると思いますが
結局めぐり合えず
当時HPやポートフォリオを用意しているカメラマンさんもほとんどなかったので(2000年当時)
知り合いの東京で活躍している有名?カメラマンさんに相談してみると。
「まあ、撮れるでしょ?自分で撮れば?」と自分で安易に始めてしまいました。
この時もしかして教えてくれるのかな?と淡い期待をしましたが
そんな訳もなく独学で撮っています。
まあそれでもダメ出しは沢山頂いているので結局は教えて頂いているのと変わりませんが。
いまではポツポツ撮影依頼がどこからともなく舞い込むので、あれ?もしやセミプロなの?フォトグラファーなの?
と思い込み始めていますが........
あれ?調子に乗ってますか?
すみません。
最近褒められたり喜ばれることが多いので天狗様になってました。
天狗臭がしましたらお叱り下さいませ。
という訳でまさに料理写真に特化したニッチな企画!
えっ?トカチはどこ?という声が聞こえてきそうですが
徳川埋蔵氏が釧路の施設を持ち出した時点ですでに瓦解しているので
私の中では不問でございます(キリッ!)
あの記事はきっと「十勝にとらわれるな!」という埋蔵氏のメッセージに違いないと解釈していますがいかかが?
さあ、いきますよトカチニッチ!
今回は撮り方というよりもまずはこんな感じで撮りますよと言うのをご覧ください。
先ずは一枚の写真を見て頂きますが、おおよそ普段食べるときに見た感じの
角度で撮っています。45度位?
それをあえて逆から撮っています。
ディフューズ(光源と被写体の間に薄い紙や布を挟んで
光を拡散させ柔らかくすること)無しで撮っています。
今回のテーマは?爽やかな朝日が差し込む遅い朝食のイメージで光源(窓)を背に
食事中にチョット席を立ったという感じにしてみました。
ですので強めの影で太陽の明るさを表現しています。
ちなみにこの写真は夜中に撮りました。
ひるだと部屋が狭く環境光が乗るので基本夜に撮ることが多いです。
ターゲットが変われば、小物を少し変え子供が使うような器やスプーンに変えるだけで
食べていたのが子供かな?と写真を見る人が自然に推理できるような
仕掛けを入れ込んでいきます。
この場合ビターなチョコケーキなので大人な感じで撮ることに
よって買ってほしい層に追及することができます。
こちらは絞り開放の写真です。
フォーカスがケーキに来ているので主役がはっきりしていますね。
この写真を見てチョット間延びしているなと思った方は鋭いです。
コピースペースとトリミング前提で撮っています。
以前と違い画素数が多いのでA3でも余裕なので400dpiの印刷にも十分に使えます。
そしてチョコケーキのどっしり感を出すためにあえて手前を起こさず(レフ版などで手前の暗い部分を明るくすること)に仕上げています。
前の写真を青っぽく仕上げてみました。
分かりやすくチョット強めに仕上げていますがクールな印象になりましたね。
出来れば皆さんにもRAWで撮ってほしいですね。
というよりRAWで撮りましょう。
JPGよりもはるかに設定の幅があるのでお勧めです。
カメラを買ったらおまけに付いてくると思うので是非現像ソフトをこの機会に使ってみましょう。
一転、暖色の写真になりました。
夕暮れ時か、電球の照明の下みたいですよね(分かりやすいように効果を強めにかけています)
やはりRAWで撮っておくと後から設定を簡単に変えられるので便利です。
そしてアングルを少し低くして撮った写真です。
商品写真としてはギリギリなのでイメージカットに近くなりますがお洒落なライフスタイルを想像させるカットですねー。
というか筆者は和食の調理師なので日本料理の写真は得意ですが
お洒落系?は苦手なので私も勉強中です。
次の写真は彩度をチョット落としたカットです。
個人的にはこの位が良いなというかコントラストバキバキのカリッとした写真も好きですがこのカットなら白黒でノイズを
チョット乗せても良い感じになると思います。
という訳でいかがでしたでしょうか?
今回のポイントは?
明確に出来上がりの写真を頭の中に組み立てておきましょう。
絵コンテを描いておけば撮影もスムーズです。
画と違い写真は簡単に撮れるので行き会ったりばったり?の方が
見受けられますが偶然に頼る撮影はやめましょう。
とにかくRAW+JPGで撮っておきましょう。
ある程度の露出の失敗や色温度の設定に幅があるのでミスははるかに少なくなります。
そして少し引きで撮っておきましょう。
使いまわしが効くので料理写真は特に。
出来れば写真にストーリーを入れ込むと写真の魅力が高まります。
しかし、メニュー写真はシンプルにです!
なにせ自分で撮れば写真は使い放題です。
実は、例えお金を出して撮って頂いても買った人のものにはなりません。
著作権はあくまで撮影者の物だからです(著作権を放棄した場合は別)なので昔は(今も?)2次使用の時は別に料金が発生したのです。
つまりメニュー用に写真を撮ってもらった写真は
広告用とかFBに乗せようとかインスタにとかになると
4次、5次になることも珍しくありません。
そのつど料金が発生するのです。
私の場合は、もう好きなように使ってもらって加工もOKでやっています。
RAWは提出しませんけど(ニヤリ)
という訳でトカチニッチに広告出したいけど良い写真が無いよ?という飲食店や雑貨屋さん(物撮り)は格安でお撮りいたします。
いや、まてよ。
これから忘年会シーズンで忙しくなるので要相談という事で!(笑
次回からはいよいよ撮影方法の解説をしてくよ。
でも、説明しなくちゃならないことが多すぎて
いったい何本記事を書けばよいのか見当もつかないな.......
しかも、どの段階から始めればよいのか。
うーーーーん。
ま、いっか!
じゃーねー。