本当にここは十勝か?
と思うほど、梅雨っぽいグズついた天気が続いた7月。
梅雨っぽいものが明けたら明けたで、本当にここは十勝か?
と思うほどの、連日30度越えの猛暑に見舞われている。
避暑地って何?
暑くなれば庭先や河川敷に出掛けて「さぁ!焼肉だー!」とすぐに炭火を起こしたくなるのが、十勝っ子の性(さが)だと思うけど、こうも暑くては焼肉どころではない。
こんな暑くてどうにもならない日は…
そう!「乳搾り」でしょう!
毎朝、連続テレビ小説を見て牛の乳搾りシーンが出てくると「そういえば、やったことないなー」と、思っていた。そんなとき偶然にも「鹿追町で乳搾り体験ができるらしい」という情報を掴んだ。
と、いうことで人生初の「乳搾り体験」をレポートしたいと思う。
レッツ・ミルキング!
帯広市から車で走ること約50分。
鹿追町の瓜幕に到着。
「旧式のカーナビゲーションだと間違って表示されることがありますのでご注意ください」と牧場のホームページに記載があったので、念のためスマホのナビアプリで「藤田牧場」と入力し案内してもらった。
近くまで行くとすぐにココだな!とわかるとても綺麗に整備された牧場
統一感のある建物が次々と現れる
形とカラーリングが素敵なコテージ
なんとこのコテージに泊まれるサービスもあるらしい(有料)。
受付はこの施設で行う。入口は左の扉。右はスタッフ専用口。
まだ午前中だというのに、このときの気温は30度目前になっていた。何もしなくても汗が流れるので、持参したタオルで汗を拭いながら受付をする。暑い。
酪農体験「乳搾り」の体験料金は年齢に関係なく1人2,100円(税別)。※2歳以下無料
受付を済ませると、開始時間まで隣にある「体験ハウス」で待機。
開放的な体験ハウス
体験ハウス内には可愛らしいプレートや置物がいたる所に飾られている
牧場内の衛生を守るため、靴の上から「保護キャップ」を履くので、靴が汚れる心配もない
参加者は小さな子供からお年寄りまで様々
そしていよいよ体験の開始時刻。平日の午前中にも関わらず参加者は定員の20名に達する勢い。そして海外から来た方々のグループ(こちらも20名程度)は、一足先に体験に出発していった。
だ、大人気!
とても明るく素敵なスタッフさんの説明に癒される
まずは、クイズを交えながら牛に関する知識を楽しく教えてくれる。約20分間の「牧場教室」はあっという間に終わってしまった。
そして、いよいよ牛たちのいる牧場の中へ……
さて、いよいよだ!
出迎えてくれたのは人間同様に暑さにやられてる(ように見える)牛達。
暑イモォ~(って言ってる。きっと)
そんな中、参加者から一番の注目を集めていたのは、前日に生まれたばかりの子牛テール(オス)。
ち、小さい!
か、か、可愛い!!
牧場内の設備を色々と見せてもらい、牛ともたくさん触れ合うことが出来る。自分の手からエサを食べてもらえると、さらに可愛く思えてくる
スタッフさん先導で、広い牧場内を移動する
そして今日のメインイベント……
乳搾りだぁ!!
こちらが本日、乳を搾らせていただけるデンデさん(4歳)
よろしくお願いします!!
恐る恐る乳首を握る……
事前にスタッフの方に教えてもらった方法でやってみると…
すぐに牛乳が出た!
ピューーーッ!って出た。
親指→人差し指→中指→薬指の順に指を手早く折り、上から搾り落とすイメージ
た、楽しい!
想像していたよりちゃんと出る!
今回は体験の参加人数が多いこともあり、一人あたりの乳搾り時間は長くはなかったが、自分の手で牛から直接牛乳を搾取する経験は新鮮だった。
メインの乳搾り体験を終わると、牛舎の中に設けられた見学台に登って牛舎全体を見せてもらえた。
そこで参加者の注目を浴びていたのがコレ。
コレ何かわかるかな?
答えは、なんと自動で牛のフンやゴミを回収してくれるお掃除バー(名称不明)。
このあと、自動で動くこのお掃除バーを「ヨイショ」と器用に避ける牛たちの姿に、参加者から歓声があがっていた。
最後に再び体験ハウスに戻ると、スタッフの方から冷えた牛乳とアイスクリームをもらうことができた。
気温30度越えの中のアイスは仙豆(せんず)
あぁ、充実!
さぁ、明日からちゃんと仕事しよ!
■カントリーファーマーズ 藤田牧場
北海道河東郡鹿追町瓜幕西28-26-5