足寄町には(個人的に)何度も訪れたくなる「足寄動物化石博物館」がある。この博物館は、足寄町周辺で“発掘”された動物化石の専門博物館だ。
館内は大きく分けて展示室と化石工房があり、気軽に体験できるプログラムも豊富。“楽しませよう”とする工夫も随所にされていて、大人の筆者もワクワクするほど。展示室観覧料もお手頃価格。※3回目のリピート以降1年間何度行っても無料になるサービスは大変ありがたい!
※館内は全て写真撮影OK(確認済)!ブログやSNSへの掲載もご自由にっ!という太っ腹精神。ここぞとばかりに写真を撮りまくる。
天然石で覆われた外壁がオシャレだ!
どうやらこちらの館長(or スタッフの方?)は変なものがお好きらしい…とても共感がもてる。
展示室
足寄町で発掘されたワニやカエルのような?半海棲のデスモスチルスを中心として、クジラやペンギンといった哺乳類の他、人類の歴史等も展示されている。
館内は、程よい広さでゆったり展示。見やすく工夫されているのもうれしい。
※ティラノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜化石を期待して行かれる方はご注意を。化石だけど恐竜ではなく動物化石なのだ。
必需品?の人骨化石。博物館っぽい雰囲気を醸し出している。
化石工房
ミニ発掘体験や、化石の石膏レプリカづくり、古生物模型づくりなど様々な体験プログラムが用意されている人気のゾーン。女性だけのご利用やデートスポットとして活用している方々もチラホラ。
その中でも息子達(と筆者)のお気に入りは、小さな実物を掘りだす「ミニ発掘」体験!これが子供と一緒に大人もハマってめちゃ楽しい!
発掘!といえば…
1989年から放送されたTBSのバラエティ番組「ギミア・ぶれいく」で、「笑ゥせぇるすまん」と共に楽しみにしていた「徳川埋蔵金発掘」企画。結局、埋蔵金らしきものは何も出でこなかったが、地下深くからはトンネルやら江戸時代の道具やらが発掘され、「どうせ今回も埋蔵金はでないんだろ~」と思う反面、とてもワクワクしていたのを覚えている。
だが安心して欲しい。
このミニ発掘体験は、選んだ石の中から必ず何かが出てくる。
出てきたものに「またこれか」と落胆する事はあるものの、とても安心感のある贅沢な体験プログラムなのである。
ミニ発掘体験の流れ
ミニ発掘体験は大きく分けて化石とクリスタルの2種類。
まず、そのどちらかを選択する。どちらも一回200円也。
何が入っているかは発掘してからのお楽しみ(ワクワク)。色も大きさも様々だ。紙のお皿の上で発掘(石を削る)道具を使って掘っていく。
掘っていく…掘っていく…。黙々と堀り続ける。
おっ!断片が見えてきた!
一体何が出てくるか!?出るか埋蔵金!
発掘物にキズをつけないよう、仕上げはお箸を使って慎重に。
出た!これは…ローズクォーツかな?
こちらも出た!これはアンモナイト(もどき?)だ!
と、そこへ館長が現れ、「すべて本物なんですよ」とおっしゃっていた。
えっ!?もどき(偽物)かと思っていたのに、すべて本物!?しかも1回200円也…これは安い。
大人の筆者も、がぜんやる気が湧いてきた!
キレイに掘れたら水で洗ってタオルで磨く。
次は鑑定コーナーへ!
説明カードとお持ち帰り用の袋が用意されているぞ。
これ全種類集めたい…。収集癖が刺激される。
顕微鏡での観察実験もできるのだ。
これでミニ発掘体験は終了。しかしここで終わらないのが子供という純粋な生き物。
「もう一回!」とエンドレスループに突入だ。
結果(通うこと数回…)このような感じに。
もう少しで全種類制覇だよ!
息子の夢、
将来「仮面ライダーになること」の他に、「足寄動物化石博物館で働くこと」がその選択肢に入ったようだ。
良い夢だと思う。頑張れ息子よ。
●足寄動物化石博物館
住所/〒089-3727 北海道足寄郡足寄町郊南1-29-25
営業/9:30~16:30
公式サイト/http://www.museum.ashoro.hokkaido.jp/
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