Web屋である傍、チラシやポスターといったグラフィック(印刷物)の制作をすることが稀にある。普段はモニターの世界で生きているため、DTPや印刷の作業にはかなり苦手意識があり、出来る事なら避けて通りたい。
…が、「何でも屋」として生きるには、様々なスキルを身につけて行かねばならないのだ。たまにやると新鮮で楽しかったりするしねっ!
そんな筆者が、今回チラシ制作に挑むのは帯広市内の小学6年生を対象としたE-スポーツイベント。題して「帯広発明協会70周年記念事業・森の体育館でVR運動会 〜ゴーグルから見える世界とは!!〜」
※VRとは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略で一般的に仮想現実と略される。
なんだか不思議な?タイトルだけど、その概要を文末に記載しておくので、気になる方は覗いてみてねっ!
帯広に「発明協会」と言う謎の組織が存在することにまず驚いたが、70年もの歴史がある事に2度ビックリ!ひょんな事から、この組織のご担当者様から命を受け、イベントの運営に深く携わる事になったのだ。我々の使命は、競技の開発から広告物に至るまでの一連の業務を担当すること___。
あぁ、ゼロから物事を組み立てて行くことの楽しさよ…俄然やる気も湧いてくるというものだ!
ご指名いただきありがとうございます!
競技開発のワンシーン。果たして出来るのかっ!?
そうこうしているうちに、気付けばチラシ入稿の〆切が…。(期限ギリギリにならないと生産性が上がらない不治の病をなんとかしたい…)
チラシをデザインする!
さて、まずはチラシの方向性を探るべく、ラフスケッチを何点かご提出。
あ、間違うた。
本当はこっち。
数ある候補の中で採用されたのが、このデザイン。
適当すぎて叱られるかと思ったが…
そこはご担当者様の優しさよ…ひと言も叱られなかったYo(汗)
運動会のドキドキ感、VRの新規性やゴーグルから見える不思議な世界を表した、てんこ盛りな印象で。動きがあり賑やかで、なおかつイベントの内容が少しだけイメージできるものにしたい。
制作時間が限られている中、自ら大変なデザインを提案してしまった…後先に立たずとはよく言ったものである(汗)
制作期間は初稿まで実施2日間。
どこから手を付ければよいものか…と迷っている時間もあまりない。まずはタイトルロゴから制作していこう!
タイトルロゴは、パッと見で「VR運動会」という文字を印象付けたい。各要素に強弱をつけ、イラストレーターで組み立てる。
組立てたロゴに3Dソフトで立体感を出してみた。正面時より、少し見上げた感じに煽りを入れる事で、動きや勢いが出てきた(と思う)。
次に、配置予定のイラストパーツを作る作業。
鉛筆で大雑把にシルエットを描いていく。
楽しくもあり、大変な作業。地道にコツコツと描き続ける。
下書きができたらペン入れをして、スキャン。
パソコンに取り込み色塗り作業だ!
この時、赤鉛筆で下描きをしていくとペン入れ作業がかなり楽になるぞ。
↓自分用の備忘録としてメモしておく。
●イラストを下書き→ペン入れ→スキャンで下書きだけ消す方法
https://www.arintoko.com/entry/shitagaki
チーム「↗ 十勝DEADspace」とコラボでゾンビが出現するかも!?に、逃げろ~!!
各パーツが出来たら、プラモデルのようにそれらを組み合わせていく。
まずはA4サイズのキャンパスに下地を制作し、ロゴを配置。
次に色付けしたイラストパーツを配置していく。
最後にキャッチコピーや開催日時など必要項目を掲載して完成だ!
完成したチラシはネット印刷の「↗ ラクスル」へ入稿され、帯広市内の小学校へ配られた様子。既に目にされた方も居るのでは?
今回は何度か修正がありつつも、イベント事務局ご担当者様のおかげでスムーズに作業を進めることができた。この場を借りてお礼申し上げます。感謝!!
さて、このチラシの内容である「VR運動会って、そもそも何なの?」という方の為に、ちょっとだけ概要を掲載するよっ!
以下、本家ページからの抜粋となります。
VR運動会/概要
ごあいさつ
帯広発明協会は、平成30年4月に70周年を迎えることができました。これを記念して、未来を担う地域のこどもたちを対象に、VRを利用した運動会を開催いたします。
競技内容
概要
- 日時:平成31年2月23日(土)12:30から16:00 ※12:15 受付開始
- 会場:帯広の森体育館(帯広市南町南7線56番地7)
- 対象:帯広市内の小学6年生(保護者同伴可)
- 定員:30名(応募者多数の場合は抽選となる場合があります。)
- 費用:無料
- 持物:上靴、運動しやすい服装
- 競技内容:チラシ裏をご覧ください。
- 申込〆切:定員になり次第〆切!
詳しくは「↗︎ 帯広発明協会公式ページ」にて!
応募はこちらの「↗︎ エントリーフォーム」からも受け付けています。
VRイベントは、対象年齢14才以上などの制限があるのが普通だが、今回は小学生ということでVRゴーグルを一眼に工夫するなどして安全に配慮している。
小学生最後の想い出に、我々と一緒にハッチャケよう〜!
次回「競技開発編」に続く!