午後2時
カヌーを車に積み終えると、まずは腹ごしらえのため弟子屈町のラーメン屋にて昼食。
いつも混んでる「弟子屈ラーメン」 弟子屈味噌 / 750円
混んでる理由がわかります。これは美味い。
2時30分
食べたらすぐに、体にまとった汗を流すために温泉へ。
「亀の湯」大人 / 200円
そこで会話した常連のおじさんに、あそこへ行け、ここにも行けと、おすすめスポットをたくさん教えてもらったが、あまりの疲れに全然頭に入らず。愛想笑いで会話を受け流すのが精いっぱいだった。
午後3時
夕食の買い出し。
弟子屈町内のスーパーにて、一晩分のキャンプ食材と酒を買い込む。(画像無し)
そして、そこから2日目のスタートに設定した標茶駅に移動。
と言うのも、摩周駅から標茶駅までの一部区間で河川工事が行われており、そのままカヌーで進むことが出来ない。
2日目のスタート地点は、そこをすっ飛ばし標茶駅に設定した。
赤×印は河川工事のためカヌーでの通行不可
午後4時
標茶駅に一番近い釧路川に架かる橋に到着。
河川敷にカヌーを保管。
私:『・・・(明日まで無事でいてくれ…)。』
カヌーにしばしの別れを告げ、そこから車で明日のゴール地点に設定している塘路駅に向かった。
午後5時
ようやく明日のゴール地点塘路駅に到着。
今日はここで野営(キャンプ)をする。
キャンプの準備をはじめる頃には、すでに二人とも心身共にクタクタだった。
だが、ようやくこの日初めてのビールを口に含むと、我々はすぐに元気と覇気を取り戻す。
ビールには仙豆並みの回復力がある
そこから焚火用の薪となる木々を集め、炭を起こし肉を焼き、焚火をしながら酒を飲み、ゆっくりとキャンプを楽しんだ。
楽しみにしていたキャンプも期待通り
焚火のおかげで寒い思いをすることはなかった
やがて夜になり、雨が本格的に降りだした。
すると(たぶん)テントを張るのが面倒になったT先輩が
と、謎の夢を語りだし、「今日じゃなくても良いじゃないか」と切り出せなかった私も一緒に、この日はタープの下で寝袋で寝るという経験をすることになった。
そして、この日…
この標茶町で全国ニュースにもなるある事件が起きていた。
なんと放牧していた生きた牛がヒグマに襲われるという珍しい事件。
今回のカヌー旅を知らせていた友人からもラインで
『クマ大丈夫か?』
と、メッセージを送ってくれたが、私がこの事件の詳細を知ったのは十勝に帰ってからだった。
そして(クマに襲われることなく無事に)迎えた2日目の朝。
私たちはタープに当たる雨音で目を覚ました。
雨は止まなかった。
本降りではないものの、雨はまだ降り続いている。
T先輩:「雨だな。どうする?」
私:「予報も雨が止む気配ないですね。どうします?」
前日の激しいカヌーイングで全身に蓄積されている疲労、そして追い打ちをかける悪天候に私たちの心は揺れていた…。
(つづく)
ここでは十勝でひっそりとカナディアンカヌーを始めた記録をレポートしていきます
つづきはこちら
54.カヌーの聖地「釧路川」を流れる(最終回)
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