徳川埋蔵の自己満足「GoPro FUSION シリーズ」第二弾「スノーボードに乗りながら撮影をする」後編。
そして当日。
「これで雪山を登ることができる」と、神山おじさんは手にしたスノーシューを誇らしげに掲げてみせた。
※見た目はどう見ても漁師である。
現地へ着くと…3月下旬とは思えないような凍える寒さ。
マイナス20℃を下まわっているのでは!?という体感温度。またしても“ざわざわ”とした不安がよぎる。
しかし、日勝峠スノーピークを目前として、だれひとり「帰ろう」とは言わず、黙々と準備を整えるのであった。
「さぁ!出発だ!」
「気を取り直して、再出発!」
と、さらに10歩も歩かない内に紐がほどけ、また縛りなおす…。
…こ、こいつは…。
ピンピンピロリン♪
程なくしてタイミング良く、スノーシューの開発者からLINEメッセージが。
…ここで「使えないよ」とはさすがに言えない。
“使えたこと”にして、神山おじさんはそっと、スノーシューをリュックにしまい、また歩きだすのであった。
峠の山頂付近といえども、季節はすでに春近し。
雪質は期待とは裏腹にガリガリのカッチカチ。だが、埋まらずに登りやすい。
「このまま山頂までガリガリだったら楽だよね、滑る時辛いけど」なんて話をしながら山頂を目掛け、登り続ける。
そして1時間ほど経過し、山の中腹あたりまで来ただろうか。
雪質は明らかに変わりはじめ、スノーシューを履いていてもズボズボと埋まりだす。平地用のスノーシューだったせいか?傾斜だと靴からズレて非常~に歩き難い!
かなりの運動量だ…そしてめちゃくちゃ暑い。
休憩するも、汗冷えするほど長く休むのはNG。日頃の運動不足がたたり、かなりしんどい。辛い。
父さんもうヘトヘトだぁ。(五郎さん風)という感じである。
目の前にはスノーシューさえ履いていない神山おじさんの雄姿。
一歩、一歩、ズボズボと雪に埋まりながらも、歯を食いしばり、懸命に登るその姿には感動さえ覚える。
まるで何かにあらがう修行僧のよう。
いったい、俺たちは何と戦っているのか。そんな思いで頭の中がいっぱいだ。
ふと目を向けると、はるか前方にやたらと軽快に進んでいるS君の姿が。
なぜだ!?よく見ると、スノーシューのかかとが浮いている。
同僚に借りたというスノーシューは、かかとを浮かせてホールドする機能付きの(しかも軽い)高価な代物だったよう(※後日談)。
※後日「amazon」で探してみると、同じものを発見!3万円もする!
後から登ってきた70過ぎであろうかというお父さんが、尋常ではない速さで我々を追い抜いてゆく。
「今日は30分切るのを目標にしているんだぁ!」と豪語する常連さんだ。
このお父さんも、かかとをホールドしているスノーシュー…。
教訓を得たところで、なんとか山頂へ辿り着くことができた!
ここからの景色は文句なしの絶景。
標高1,400mから見下ろす十勝平野の眺望だ。
しかし寒い!下界よりも寒い。マイナス30度はあるのではないかという凍える寒さである。
山頂カップラーメンを楽しむのもそこそこに、下山開始!
↓その映像はこちら
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登りの辛さが嘘のよう!!