3月中旬。
十勝の春の農作業と言えば、「融雪(ゆうせつ)」でしょう。(個人的に)
僕の仕事的にビニールハウスや、移植ビートの育苗関連などは関わらないので融雪こそが春一番の作業って感じがする。
因みに春一番とは南寄りの強風のことで、北海道は属さないらしい。
逆に北海道は「雨一番」なんだとか。
これは、雪から雨に切り替わる時を表しているみたい。
聞かないなあ…雨一番って言葉。
春掘りの長いもとかごぼうとかね。
これがまた美味しいんだよなぁ。収穫はもうすぐ。楽しみ。
さて、そんな融雪作業を本テックがお手伝いしてきましたよ。
畑の奥の方でフルクローラートラクターが動いている。
スカッと快晴。これぞ十勝晴れ!
(画像中央…目を凝らして!)
しかし、広大な畑だなあ。
勿論この畑の全てを所有している訳ではなく、あくまで一部なんだけどそれでも凄い面積。
よく東京ドーム何個分っていうけど、何個分なんだろう?
東京ドームに行ったことないからイメージも湧かないや。
空港近くの畑では飛行機が飛び立つ。
(画像中央…目を凝らして!)
AIRDoかな。
飛行機しばらく乗ってないな…旅行行きたい!
フルクローラートラクター/諸岡
融雪作業はどんどん進む。
これは「諸岡」という国産メーカーのフルクローラートラクター。160馬力。
雪の中では通常の大きなタイヤのトラクターでは埋まってしまって走れないのです。
スポーツカーは300馬力だったり、エンジンチューンして500馬力とか言うから、160馬力って聞いても「大したことない」って思う人もいるでしょう。
でも実は、機械に於いての馬力って凄いんですよ。
160馬力のクローラートラクターって相当大きい部類…と、長くなりそうなのでこの話はまた今度。
さて、その融雪作業のお手伝いをしている僕本テックと、相棒のトラック三菱ふそう スーパーグレート。
スーパーグレート/三菱ふそう
平成12年式で、走行距離はもうすぐ1,000,000キロ(100万キロ)。
ちなみに地球の一周は約4万キロ。もう、何周してるんだって話。
ある日、このトラックのシートベルトが、突然逝った。
ベルトが引けないのである。
ロックがかかって解除できないのか、強くも引けない、弱くも引けない、前向きでも駄目、振り向いても駄目…と何をやっても駄目。
これは仕方ない。交換しよう。
新品定価約42,800円(税別)。
って、もはや5万円じゃん(汗)
さて、早速分解スタート。
狭くてやりにくいが、そんなに難しい作業ではないはず。
まずはシートベルトの下側を外す。
よく見ると「DATE1998」だって。コレ2000年の車なんだけど。
2000年…
そういえば「2000年問題」ってあったよね?
2000年になる瞬間に、コンピューターが間違って1900年って認識してしまって、ありとあらゆるコンピューター制御の機械が動かなくなるっていう。
そんなとき「たとえ半年くらいサバイバル生活になっても良い様にちゃんと備えてる!」って女性がテレビで紹介されてて、日付が変わった瞬間に何も起こらなかったのを見てて辛過ぎた(笑)
あ、また脱線してしまった…。
本題に戻ると、つまりはシートベルトに製造日が入っていて、車両の年式が知りたいが車検証などが手元に無かった場合はシートベルトを見ると大体の目安になるという話。
(これが言いたかったのです!)
勉強になりますね。えっへん。
新品部品と比べてみると汚いもんだ。
そりゃ20年も蓄積された汚れがあるからね。
やりにくいところ、本体も交換してバッチリ終了。
(ビフォー)
(アフター)
写真じゃ違いがあまり分からないけど、実物はめちゃくちゃ綺麗になりました。
これでまだまだ走れるはず。
さ~て、次はどこが壊れるかな~?
でもね、それがまたやめられないのよ。
嘘の様なホントの話。エイプリル・フールだけにね(笑)