一年の中で最も冷え込む(1月下旬から2月中旬頃までの)厳冬期。
キンキンに冷えた風の穏やかな早朝に、幻想的な「気嵐(けあらし)」が白く水面に立ち上る。
十勝川で発生するけあらしは、龍が浮かんで横たわっているかのように見えることから「雲龍(うんりゅう)」と呼ばれ、新たな観光資源として期待されている。
草木も凍る早朝の極寒地獄。寒いっ、寒いっ、痛いっ!
だがこの「雲龍」。そう容易く出逢えるものではない。昨年に至っては、なんと4度の挑戦が失敗に終わったのだ…。
「今年こそは!」と意気込み、気象アプリと睨めっこ。気象条件が整う、ここぞ!とばかりに現地に足を運ぶ。
そして5度目にしてついに…モクモクの白い龍がそこに___。
「で、出たーッ!(汗)」
あまりの寒さに指先もドローンも凍てつく中、焦る気持ちを抑え、準備を行う。
日の光を待ち、空撮を開始!
途中、機械トラブルに見舞われるものの、(朝一より霧が薄くなってしまったが)かろうじて「雲龍」を撮らえることに成功した!
この景色はドローンならでは。
十勝川展望台からの景色とはまた一味違った絶景が広がる。
その後、アッという間に消えてしまったのは言うまでもない。
まさに幻…。
十勝川に現れる貴重な「雲龍」のその姿、空撮による360°VR映像でご覧ください。
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