僕はトラクターを所有している。
でも農家さんでは無い。
そう、だから畑も無い。
だけど、トラクターを持っている。何台も(笑)
無駄だなぁ~!!
実に無駄だ。
でも無駄な事って実に楽しいのである。
無駄こそ全てとは言えないが、日々の暮らしの中で多少は必要だと僕は感じている。
さて、まずこちら↓の記事を読んで欲しい。
https://ameblo.jp/akiyabuki/entry-10175121802.html
自動車関係の本職のライター、矢吹明紀さんの記事だ。
矢吹さんは自動車以外にも造詣がとても深い。
SNSでも僕とお友達になって頂いている。
さて、COUNTY754とはどんなトラクターか分かったところで、ちょっと昔の写真を披露したいと思う。
2015年2月。
発掘したばかりの頃のCOUNTY754。
どうですか?酷いでしょ。
ボロいを通り越してボロクソとはこういう事を言うのだと思う。
もちろんエンジンは掛からない。
燃料が無い、バッテリーが無い、そんなレベルではない。
ピストンの錆付きである。
立ち上がったマフラーから雨水が入り、じわじわとエンジンを侵食するのだ。
その後、エンジン載せ替えなどハードなメニューをこなしたのち、なんとかそれなりの姿になった。
過去のレストアの様子は、またどこかで話をしたいと思う。
謎のキャビン(運転席)を切り離したら、なんとリヤのフェンダーごと一緒に無くなった。
と言うか、ステップごと無くなってしまった。
まあいい…いつか部品取りのトラクターが出てくるさ……
なんて思っていたら、それから5年が経過。
そして、ようやく出会えたのである。
早速、小清水町まで引き取りに行ってきた。
帯広からだと片道4時間のドライブだ。
珍しく一緒に付いてきた娘に写真を撮ってもらった。
マスクにサングラス。トラクター泥棒と間違われそう(笑)
これはFORD4000と言うトラクターだ。
そう、NHKアニメ「ひつじのショーン」の飼い主さんが使っているトラクターがこれだ。(たぶん)
COUNTY754はFORD5000がベース故、本当は5000と言うモデルにしたかったのだが、探しても出会えない。
と言うのも、FORD4000もFORD5000もCOUNTY754も、およそ50年前のトラクターなのだ。
「TractorData.com」で調べてみるとFORD4000は55馬力でモデルイヤーは1962-1975とある。
この形のフェンダーをずっと探していた。
FORD4000とFORD5000は、その後4600や6600と型が変わるのだが、全体的に大きくデザインは変わらないものの、フェンダーが角張ったスタイルになってしまう。
極力、オリジナリティー損なわないようにしたかった。
頭の中で色々イメージを想像する。
この時間が楽しい。
たとえイメージ通りにレストアできたとしても使わない。
だって、畑は持っていないんだから。
帰り道に大空町の道の駅「ノンキーランド東藻琴」で遅めのランチタイムにした。
そっか。女満別と東藻琴は合併して大空町になったんだっけ。
さて。それからまた数日してトラクターを工場内へ移動させた。
これから始まる作業は面倒だが、とてもワクワクしている。
FORD4000の方もタイヤを外してみた。
こちらはフェンダーの状態が実に良い。
さて元からあるCOUNTY754の方と言えば…
終わってる…最悪だ。最悪すぎる。
そもそもボルトの頭すら無い。
しかし、そんなことは想定内。
ナットをボルトの頭に溶接して緩めていく。
ガスバーナーで炙らないと駄目かと思ったが、意外とすんなり緩んだ。
僕:「どうだボルトよ。50年振りの外の空気は」
ボルト:「…」
もちろん心の中での会話だ。
実際にそんなことしてたら、ちょっと危ない人間だ。
ひとまず今回はここまで。
また次号をお楽しみに。
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