そう、羽生善治棋聖のように迷いなく盤上の一点を目指し指す!
お皿の上に指す(盛る)!必殺!一手損角換わり(←意味不明ノリだけで書いてます)の様に、お皿に盛り付ける位置の解説回だよ!
のっけからハイテンションでお送りする「↗ 撮影講座」も何回目?
そのうちまとめようか迷うところですが、
とりあえず面倒は先延ばしで今回も書き散らしていきますよっと!
盛り付けに関してのルール?
盛り付け(日本料理)に関しては位置もそうですが、色々としきたりが御座いまして、向きや高さ、順番、肉魚野菜などは場所が決まっていたり、海の物と川の物の違い、会席、懐石、本膳、精進、割烹、関西、関東でも違うし、もう私でも覚えきれないほどのルールが御座います。
そこに器が乱入してきて使ってよい色形があったりもうカオス?
もちろんお客様の側にもそれ相応なマナーを求めます。
別にマナーを知らなくてもダメではありませんが、それなりの場に行くと恥をかくことにもなりかねませんし、接待などはなおさら。
十勝はおおらかな方が多いので緊張するような場はあまり多くありませんが、私が修行していた銀座では魑魅魍魎が跋扈していて、それは夜な夜な恐ろしい宴が繰り広げられていました。
なので、そこにはあえて触れません!といいますか、
本数冊、多岐に渡るのでここでは書ききれないので割愛です!w
ですので、基本中の基本をご紹介!
普通に盛り付けるときもチョイ手前に盛り付けますよね?
どの位?と言われても高さにもよるので一概に言えません。
背の高い料理程手前に置きます。
平べったいものはほぼほぼ真ん中で良いでしょう。
これをふまえて実際の写真で見比べてみましょう。
今回はわけあってキヤノンのコンデジ「PowerShotG15」で撮ってみます。
設定はiso100、絞り開放、テレ端、RAWで。
照明も2灯縛りでLEDの定常光。
カメラの角度によるお皿上の食品位置
おおよそ、15度、30度、45度のよく使われる角度で説明していくよ。
商品の見せ方
被写体のどの向きと高さを見せたいのか、どの角度から見たときにカッコ良いのか、しかしカッコ良いのと商品説明の写真は違うので明確に区別すること。
極端に低いアングルや俯瞰で撮ると非日常感がありワクワクにつながりますよね。
しかし俯瞰はデザイン的にスタイリッシュに見えますが、ピザとか平たく誰もが形を知っている被写体じゃない限り高さが分からないのでメニュー等には使えません。
一見スタイリッシュですが形も厚みも良くわからないですよね。
まあ私の作ったスタイリングボードがいい仕事してますね(←自画自賛)
フェイスブック等のSNSで飲食店の料理写真が見受けられますが、逆効果では?と思われる酷い写真が多いので、せっかく載せるなら美味しそうな写真を載せましょう。
お店の看板背負ってUPするんですからそれは業務です。
適当な写真を見ると、作っている料理もその程度に思われかねません。
そして綺麗な写真だと確実に集客に繋がります。
特にインバウンド。
日本語が分からなくとも写真が綺麗だと外国のお客様も増えますのでチョット頑張って素敵な写真を撮ってくださいね。
さて普段から見慣れた角度の45度。椅子に座って料理を頂くときもだいたいこの角度になることが多いですね。
先ずは俯瞰で真ん中にシフォンケーキを乗せて撮影した写真がこちら。
あれ?ずいぶん後ろに乗せたみたいな感じですね。
板の前側のスペースが空きすぎてなんか間延びしてみえます。
では、ずずずい~~~っと希い上げ奉りまする~~、じゃなくてギリギリまで前に出してみた写真がこちら。
あら?板からはみ出しそうですね。
大丈夫かな?
そして30度位からの写真がこちら。
あれ?良い感じの位置に収まりましたね。
最後にローアングルの写真を俯瞰で撮った図はこちら。
えーーーっ!さすがにこれは無いでしょう(笑
はみ出しているどころか落ちそうです。
これを20度位のところから撮った写真がこちら。
あっ?あれ?なんか収まってる?
はい。強調するために少し極端な位置にセットしていますが、このように撮る角度によって乗せる位置が変わります。また、高さによっても変わります。
この辺りは試行錯誤で色々試してみてくださいね。
筆者はテザー撮影といって大きなモニターで確認しながら撮ることも多いです。
カメラの小さなモニターでは見落とす事が多いのでお勧めです。
こうすれば3Dを2Dに落とし込めるのでモニターを見ながら試行錯誤できるし、クライアントさんが居れば意見を交わしながらアレコレ出来るので、便利です。
しかし良くわかっていない方が口出しするとカオスになるので、仕上がりだけ見てもらいましょう。
思い付きでとんでもないことをアレコレ言い出して撮影時間が押しますので(笑
というわけでまたお会いしましょう。じゃーネ!