自宅のカヌーポートの前に積んであった雪山をスコップで崩してカヌーを引っ張り出す…
今回は体育館でやるイベントなので水上を乗る訳ではない。
そうわかっているのだが、久しぶりに車の屋根に乗せたカヌーの姿を見ていると自然とワクワクが溢れてくる…
あー早くカヌー乗りたい。
運動会当日(AM8:00)。
カヌー道具とばんえいゲームのコントローラーを積んで帯広の森体育館に到着した。
カヌーを運び、他の競技のセッティングを終えると、帯広発明協会の方々と共にリハーサルに挑んだ。
リハーサルを終え、会場となる体育館の隣の控室で昼食を取っていると、受付を済ませた子供たちの声が体育館に少しずつ広がっていった。
さぁ、いよいよ始まる…
VR運動会の幕開けだ!!
このイベントは、帯広発明協会が発足70周年を迎えることを記念して、未来を担う地域の子供たちのために開く、帯広市で初のVR(バーチャルリアリティ・仮想現実)運動会だ。
第1競技 「空から迷路」
装着したVRゴーグルに映し出される、まるで自分がゲームのキャラクターになったかのように写る不思議な映像を頼りに迷路を攻略する競技。
とてもリアルなゾンビ(from 十勝DEADspace)
が迷路に迷い込むというサプライズ演出に会場は大盛り上がり!
恐怖のあまり逃げ出す子まで…
第2競技 「乗るラジコンカー」
ラジコンに設置したカメラの視点で、ラジコンを操作し障害物やクイズに挑戦する頭脳系VR競技。
メイン会場 「VR体験ブース」※常設
運動会の競技が進む中、私は保護者の待機場所となっているメイン会場で、ドローンとカヌーの視点でVR体験が出来るブースで待機していた。
さぁ、お父さんお母さん!
運動会を楽しんでいいのは子供だけじゃないぜ!
さぁ、乗ってくれ!
俺のカヌーに乗ってくれ!!
・・・
・・
・
『・・・あれ?』
我々の予想に反して保護者の方々は、子供を応援するために一緒に会場を周っていたので、私たちが担当になっていたメイン会場はほとんどお客さんがいなかった...。
事前の話では…
『子供たちが競技をしているときに、保護者や一緒に来ている小さい子達が絶対ヒマしちゃうから、そこを対応してほしい。前回の様に盛り上げて欲しい!頼んだ!お前しかいない!お前が頼りだ!』
という熱い要請があったので、お手伝いに参じたわけなのだが…
そんな状況を不憫に思ったのか、本日の運動会の司会を務める米澤 愛さんから
『あっちのメイン会場でゾンビと一緒に写真も撮れますよ!カヌーにも是非乗ってみてください!』
と、慈悲のご案内(複数回)。
その後、何人かの心優しい方が足を運んでくれて無事にカヌーに乗ってもらうことができたので、なんとか仕事ボウズは免れました。フゥ~ッ。
そんな中でも、善戦していたのがカヌーの隣に置いてあった「ブラボーマット」。
数種類の映像が絶えず流れ続け、踏んだり触ったりすると流れている映像が変化・反応する不思議マット。
エアホッケーなんかもあって子供たちの人気を博していた。(これカヌーの中に敷けば良かったか?)
第3競技 「帯広VR競馬場」(最終競技)
この日のために製作された帯広ばんえい競馬のVRゲーム。
画面に出てくるターゲットに合わせて、タイミングよく手綱を引き最速タイムを競う瞬発系VR競技。
今回、この競技に使用するコントローラーの製作を担ったので、私的にはメインイベントである。
この運動会は、この日初めて顔を合わせた即席チームでの対決だったが、競技を進めていくにつれどのチームにも次第に団結力が生まれていった。プレーする子供はもちろん、近くで応援している子供たちも歓声を上げて楽しんでいる様子は、いち運営スタッフ(お手伝い)として感動すら覚える光景だった。
こうして約3時間に及ぶ全競技が終了。
そして苦労して持ち込んだカヌーは競技の終えた子供たちの恰好のオモチャとなり、無事に(?)役目を果たすのでした。
(つづく)
PS.今回、ほとんどの画像を狂虎さんに提供頂きました。感謝!!
何か問題があれば彼女にお任せしようと思います。感謝!
ここでは十勝でひっそりとカナディアンカヌーを始めた記録をレポートしていきます
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