善良な市民×町民◎として、日々(誰に頼まれたワケでもなく)Twitterをパトロールしている者です。どういたしまして。
先日、そのTwitterで『カホン』を作っていらっしゃるという方と知り合いまして…「取材に行っていいですか~?キャピ☆」とお願いしてみると、あっさり「OK」をいただくという意外な展開に。 ワタクシ、狂虎と名乗っておりますが…そ、その辺も、加味していただいた上、で…?!
奇特な方です。ありがとうございます!
カホンってなぁに?
ところで皆さま、『カホン』をご存知でしょうか?ワタクシは最近まで知りませんでした。
一見、オシャレ家具のようなこちら↓が、“座って叩く木製の打楽器”『カホン』なのです!
↑右側のカホンには、アクリルも使われています。
もっと詳しくビシッとご説明したいところですが、楽器というか音楽のことが幅広くぜんぜん分からないので、
椅子 兼 電源不要ドラム
と解釈して、前に進みたいと思います。
ハンドメイド楽器製作は、道具が大事!
今回取材させていただいたのは、カホンを手作りしていらっしゃる『佐々木工房』の佐々木さんです。
↑工房は、広尾町の海から少し離れた緑豊かなところに建っています。熊やフクロウが出没するそうですょ!
初対面の佐々木さんから、“大抵のことは許容してくれそう”な雰囲気を(勝手に)感じ取ったワタクシ。
「はじめまして、狂虎です。」という自己紹介をやり遂げ、さっそく工房の中を見せていただきました♡
製作中のカホンがたくさん!!限られた作業空間が“縦に”有効活用されています。
↑“鳥の足跡”がモチーフのロゴマークが付けられ、待機しているカホン。
カホン本体は、『ホワイトバーチ』という合板で作られているそうです。緻密で白っぽくて、キレイ!OH!ボール盤にドリルビット(穴を開ける道具)、ヤスリなど、たのしそうな道具がゴロゴロしているではありませんか!こちらの作業台で、穴を開けたり、削ったりするのですね~。
木材やアクリル板に施されたR加工(角を丸くする加工)の美しい仕上がりに、惚れ惚れします。手作業でここまで…?!
佐々木さん曰く、妥協しない道具選びと、その使用方法を創意工夫することで、精度を確保しているのだそうです。ズボラなワタクシには無理(涙)。
お父さんの椅子が無い
そしていよいよ!個人的に最も気になっていた“カホン作りを始めた理由”を、工房のお隣にあるご自宅で伺いました。
↑ご自宅の中を、自由に(?)動き回るハムスター♡
ワタクシ「どうしてカホンを作ろうと思ったのですか?」
佐々木さん「豊似にカホンが上手な人がいて、“(皮を鞣す必要がない)木製の楽器だから、簡単につくれるよ”と言われて(笑)あとは、5人家族で囲む食卓に椅子が足りなくて…“お父さんの椅子が無い”ということになったんですよ(笑)」佐々木工房のカホンは………
“お父さんの椅子”として産声をあげたのである
思いがけない誕生秘話から、ご家族に対する“お父さんの大きな愛情”が伝わってまいりました。家庭の平和は、お父さんの安定した情緒にかかっていると思います。
世界平和の可能性を感じました…(合掌)
舞台装置としてのカホン
カホン製作開始から約10年の間に、数々の実験的試みを続けている佐々木さん。
紫外線で光るアクリル板を使ったもの(右側)↓や…
↑マイコンにプログラムを書き込むところからご自身で!あひゃー☆
叩いて光るカホンがとにかく面白かったので、実演していただきました!
お、音を… 目でも楽しめるなんて!!!
叩いて光るカホンは振動に反応する仕組みなので、仕掛けがあるカホンの近くで大きな音や振動(ダンスや拍手など?)が起これば、そちらにも反応します。
木箱ひとつでドラムキットのような音が出せるカホン。佐々木さんは「何より音が大事」とおっしゃっていましたが、目でも楽しめるカホンなら、耳の不自由な方でも音楽を楽しめる上、お店やストリートなど、あらゆる場所をエンターテイメント空間にしてくれるのではッ?!と、興奮しました。音楽、ぜんぜん分からないけれども……
そんなワケで(?)(音楽センスが死んでいる)ワタクシの自宅に、カホンがやってきた~♡
“うちのカホン”をセンス良く叩いてくださる方、ご連絡お待ちしております!
佐々木さん、ありがとうございましたーッ!!!
●カホン製作販売 佐々木工房
http://kojirocajon.jp/ / Twitter
★狂虎はTwitterでも、やりたい放題だょ★