『あんたコレ好きだったしょ』
と言って、お土産として持たされた物がある。
ポップコーンだ。懐かしいでしょ?
ポップコーンと言えば映画館でのお楽しみのひとつだと思うが、上記の様な商品を買えば家でもアツアツのポップコーンが簡単に作ることが出来る。
と、言っても私はポップコーンが大好物…という訳ではなかった。
これを作る工程が楽しみだったのだ。
この商品を弱火にかけて、ゆさゆさと辛抱強く揺らし続けると、ある瞬間からパチン!パチン!と少しこもった破裂音が鳴り始め、上部のビニールが風船の様に膨らんでいく。さらに破裂音が激しくなると次第にこの風船もパンパンになり、バターの焦げるいい匂いと一緒に『今日こそ破裂するんじゃないか!』というスリルを味わえる。そんな心躍る商品だ。
だが、この様な商品を用意しなくても、自宅でアツアツのポップコーンは作ることが出来る。
上記の破裂のスリルを味わうタイプではなく、ポップコーンが器具から発射する調理法…それがタイトルにもある『空き缶ポップコーン』だ。
もう一度言うよ。
発射します。
さて、始めようか。
楽食(がくしょく)とは読んで字の如く『楽しい食』のこと。作るの工程が楽しかったり、食べ方が楽しかったり、食べてみたら楽しい事になったり(?)と、あらゆる「楽しい食」の事についてレポートしていこうと思う。
では早速。
今回用意するものは以下の通り
・空き缶(よく乾かしてから)
・ポップコーン用の豆(100均でも買えるよ)
・サラダ油
・食塩
まずは、空き缶にナイフで切り目を入れる。
そしてグィッ!と下から開く。(ここでも手を切らない様に気を付けて!)
缶の加工が終わったら、ポップコーン(豆)とサラダ油を缶の中に入れたらガス台に乗せ点火。(我が家はIH調理機なのでキャンプ用のバーナーを用意した)
弱火にかけてしばらくすると...
パチン!パチン!と音を立ててポップコーンが缶から飛び出てくる!
(缶自体が動く場合は上からトングなどで押さえると良い)
上の画像の様に火が弱過ぎると、ポップコーンが勢いよく飛び出ずに缶の中でモコモコ…と出来ていく。逆に火が強過ぎるとすぐに下の方から焦げてしまうので、この辺りは調整が必要となる。
破裂音がしなくなったら、全ての豆が弾け終わっているのですぐに火から降ろす。(缶はとても熱くなっているので素手はNG!)
ジャーーーン!!
最後に軽く食塩を振れば完成だ!
我が家のキャンプでは定番となっているが、子供やコレ知らない人と一緒にやれば、楽しいこと間違いなし!
このコーナーでは「楽しい食」をレポートしていければと思います。