な、なんと!
身近なカヌー乗りは大学生K君だけだと思っていたら、趣味で所属している草野球チームのT先輩もカヌーを持っていることが判明。
私:「カナディアン?」
T先輩:「カナディアン」
私:「ミ、ミートゥー!」
T先輩:「オォ!カナディアン!?」
私:「イエス!カナディアン!!」
T先輩&私:『パッチーーーーン!!(ハイタッチ)』
まさに灯台下暗し!
まさかこんなに近くにカナディアン仲間がいたとは。
善は急げということで早速、お互いの予定を合わせカヌーに乗ることにした。
数日後の早朝5時。
T先輩と合流し、近場のカヌーフィールドへ向かった。
道中、コンビニで買った朝食を頬張りながら、お互いのカヌー経験や考察などを話していると、すぐに目的地の元小屋ダムに到着。
抜けるような青空と、生暖かいそよ風に吹かれながら、気持ちの良い時間はあっという間に過ぎていった。
そして昼過ぎから風が強くなる予報だったので、私たちは午前中のうちにカヌーを降りることにした。
T先輩:「この後予定ある?」
私:「いえ、無いです」
T先輩:「(外で)肉でも焼くか」
私:「良いですね!」
こんな流れで、そのまま先輩宅で打ち上げと称して、2人で飲むことになった。
そして酔いも回ってきた頃、T先輩が切り出した。
T先輩:「釧路川に行かないか?」
私:「えっ?」
私はつい先日、十勝川(5㎞ショートコース)で川デビューを果たしたばかり。
大学生K君と下った初めての川カヌーはとても楽しく良い思い出となったが、同時に課題もたくさん見つかったカヌーでもあった。やっぱり湖で漕ぐのとは全然違うと痛感した。
私がザックリと夢描いていたカヌープランでは、これから川(流水域)の経験をたくさん積んで自信を付けて、数年後に聖地・釧路川に挑もうというものだった。
いわば、釧路川はラスボス級のカヌーフィールドで、今の私の経験値では到底敵う相手ではない。
私:「僕たちの腕で(釧路)いけますかね?」
T先輩:「実はさ......俺一度行ってるんだよね……釧路川」
私:「えっ?」
T先輩:「スゴイよ釧路川」
私:「も、もう行ったんですか?危なくないんですか!?」
T先輩:「前半はかなり危険......だけど楽しいぜ」
勝手に同じくらいの実力(初心者に毛)だと思っていたT先輩が、すでに釧路川に挑んでいたことに今日イチの衝撃を受けた。
実際に行った人が誘ってる......
私:「是非、行きましょう!」
T先輩:「じゃ、予定合わせるか!」
私:「はい!」
決して酔った勢いでの約束ではなかった。
そしてここからT先輩主導のもと聖地・釧路川カヌーツーリング計画はどんどん密になっていった。
行ける……
聖地・釧路川に行ける!
(つづく)
ここでは十勝でひっそりとカナディアンカヌーを始めた記録をレポートしていきます
つづきはこちら
51.カヌーの聖地「釧路川」を流れる(パート2)
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