最初に注意事項を.......
この体験談にはグロテスクで痛々しい表現が含まれています。
気分が悪くなる恐れがあるので注意して下さい。
またこの話を読んで気分が落ち込んだり、生きる希望が
無くなってもトカチニッチ及び筆者はいかなる責任もおいませんので速やかにブラウザの戻るボタンを押して
楽しく愉快な別の記事でトカチニッチをお楽しみください。
いや、ホントだからね。
血もいっぱい出てるよ。
出血大サービスだよ?
.......
というわけで、ここからは勇者のみお進みください。
マジで!
忠告したからね!でも、万が一の苦情はトカチニッチまで。
筆者はメンタル弱いので優しくね!
というわけでクレーム対策をしっかりしたうえで本編に
入ります!
まあ、本当は筆者もやりたくはなかったのですが
「血糊希望!!!」と言われたらやるしかないので
まだギリ夏?なのでホラー仕立てでお送りいたします。
てか、産めよ増やせよ富国強兵(アクセス数)と埋蔵氏に言われたのに
舌の根も乾かぬうちに見るな!というのもなんですが
ニッチだからしょうがないよね?ねっ?
それでは、本文をお楽しみください。
すわっ!!!恐怖の人面瘡
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…
もとい!真面目に書きます(反省
この話はずいぶん昔にこの十勝の片隅で体験した話です。
やっと気持ちの整理がついたので皆様にお話ししたいと思います。
始まりはある夏い暑の日でした(←スマン)
その日もいつもと変わらぬ一日が、いつもと同じ
平凡な日常が流れるはずでした。
あいつが現れるまでは。
その日、親指のむず痒さに目を覚ますと、まるで目のような
イボが二つ親指に出来ていました。
痒いのをのぞけば生活に支障がないので放置しておいたのですが今考えるとこの時に何か行動を起こしていれば
あるいは違う結果になったのかもしれません。
そしてむず痒さが鈍い痛みに代わるころ、朝食で驚愕の
事件?いえ、体験をすることになったのです。
ある休日のお昼に、遅い朝食を食べていたとき
スプーンですくったトマトソースのペンネを親指の上に
落としてしまったのです。
トマトソースで汚れた親指は千切れかけた指の様に見えました。
これから起こる事件を暗示するかのように。
指をぬぐうためにティツシュをとろうと数秒目を離し
指に目を戻すとペンネどころかトマトソースの汚れも
跡形もなくなっていました。
んんんっ!!!と思い見ていると。
指の皺がパカッと開き長い舌が出てテーブルに落ちた
トマトソースの滴を素早い動きで舐めとりました。
その時、イボだと思っていた物が眼のように一瞬
開いたように見えました.....
目の前で起きたことが理解できずに呆然とし、しばし時が
流れるままにボーッとしていたのですがハタと我に返り
恐る恐る今目の前で起きたことを脳内で反芻していたのですが疑念はどんどん膨らむばかり。
それではと、もう一度親指の近くにペンネをそっと置いてみた。
やはりソレは眼と口を持った何かだった....
一瞬で目の前のペンネが無くなった!
あ、慌てるな!落ち着け!
こ、こんな時はグーグル先生に!
慌てて操作するので画面にはqあwせdrftgyふじこlp.......と。
やはり何でも知っている、人類の英知。
平成のアレキサンドリア図書館
グーグル先生に逆らったらWebの世界では生きていけない......
おや?こんな時間に?玄関に誰か来たようだ。
いや、この話も怖いけど今はそれどころじゃない。
なるほど人面瘡という妖怪に特徴がピッタリだ。
興味本位で食べ物を与え続けたら、やがてそいつはしゃべるようになり、意外と物知りでおしゃべりなことがわかった。
そいつにサムとい名前をつけ会話を続けているうちに
次第に仲良くなり、まさに一心同体の仲に。
どこにでも一緒に行くようにって、くっついているのだから
あたりまえか。
もともと孤独でも苦にならないタイプらしく友達をあまり
作ってこなかった私には初めての親友なのかもしれない。
そんな楽しくも奇妙な生活が続いたある日
サムが悲しげな面持ちでこうつぶやいた。
「そろそろお別れしなくちゃなんねぇ。」
何故か?と問いただすと食べ物を食べるし酒も飲むが
宿主の生命力も少しづつ吸い取るらしい。
そういえばこのところかなり痩せて、めまいもするようになったな。
そして何度も何度も話し合いをした結果。
サムを、親指を切り離すことにした........
どうやらサムとの境目にはもう神経が無いらしく痛みはないらしい。
切り離してもサムは死んでしまうわけではなく、また違う時代の
違う人に取りつくので心配するなと言われたがもう二度と
会えなくなるのは死んでしまうのと同じような気がする。
でも、このままにしていると宿主が死んでしまうので
同じことだと言われ、切る決心をした。
前の晩は二人で酒を飲みかわし明日のことは考えずに
二人?で深夜まで盛り上がった。
その日は初めて友を失う悲しみに包まれ、しげしげとサムを
眺めているとサムが。
「おいらもよー。人と仲良くなったのは生まれて初めてだ。
いつもは気持ち悪がられ恐れられ、アミガサユリを飲まされ
苦しめられて殺されていたんだけど、仲良くなればなったで
今度は別れがつれえな。サア思い切ってバッサリやってくんな」
じゃあいくよー!
グッ!
ゴリゴリ!
ポロン..........
涙で滲む視界の中でサム.....親指は私の体から離れていった。
テーブルに転がるサムはまるで作り物のように
身じろぎ一つせずそこに転がっていた。
血で汚れたサムを綺麗にし。
切る前にサムが言っていたように、サムの大好物の
ピーナッツの缶にそっとサムを入れて蓋を閉じた。
あれから数か月.......
少しずつ日常を取り戻しつつある。
そんなある日。
......
....
...
..
.
懐かしい声が聞こえた。