大変ありがたいことに、これまで二度ほど人文字撮影のお仕事をいただいたことがある。しかし頻繁にあることではないのでどういう手順でどのような作業をしたかなど忘れがちだったので備忘録。
当初はハンディGPSで楽々出来ると考えて試していたが、使い方が悪かったのかあまり精度が良くなく断念、結局トータルステーションでの逆打ち観測で作業を行うことにした。
逆打ちについてはググって!頭では理解してるけどうまく説明できない。三角関数だ!
観測は筆者のドローンの師匠にお願いした。(元測量屋で現在はドローンで色々やっている)
人文字の準備・制作から撮影までの流れはざっくりと下記のようになる。
今回は準備作業について書いていく。
準備作業
校庭に描く文字を決める
大抵の場合は(二度しか経験はないが)すでにお客様の方で描きたい文字が決まっているので、まずは打ち合わせでそれを聞き取り。
今回は上士幌小学校の100周年ということで上から「祝100周年 上小 2014」と描くこととなった。字体などはまだ仮の段階。
はい、4年前の出来事を引っ張ってきました・・・。
人文字に参加する人数の把握、人が立つ間隔を決めて文字の大きさを決める
全校生徒約200人、人と人の間隔は何十cmで・・・という感じで机上で配置し文字の大きさ、全体の大きさを決めていく。今回は「上小」の部分にだけ子供に立ってもらうことにした。
文字の装飾・デザインなどを詰める
右図が最終的な計画図。
現場で線を引く際に目印となる鋲をトータルステーションで逆打ちしていくのだが、現場での作業量を極力減らすために、鋲を打つ個所は文字の中心だけにしている。
小さくてわかりにくいが、現場で分かりやすいように点間距離なども記載してある。
次回は設計図の作成について(多分)詳しく解説する。
逆トラ・・・なに?
つづく