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題して!機材費0円?で何とか使える写真を撮ってみよう!
私のスマイルも0円だよ?
えっ?心底どうでも良い。
はい。そうですかすみません。
あとでこっそり泣いておきます。
という訳で始まりました。デジタル一眼レフで料理写真を撮って
お店で活用するよ企画!
最初にぶっちゃけちゃいますと。
と?
カメラは何でも良いんです。
しっかり照明にお金をかけて光をコントロールして適正露出で撮れば
まあそこそこの画は出てくるので。
大きく印刷するとかになると使えませんがメニューの一コマ
位だとスマホでもいけるかもしれません。
まあ、自分のお店なら決めるのは自分なので、どんなクオリティでも
大丈夫。
しかしWebとかSNSに乗せるなら少し見栄えが良い写真だと集客にもなるし
お客さんも食べてみたいと思うはず。
特にインバウンドを狙うなら写真が全てです!
文化や言語の違いから言葉から想像できることは限られますが
写真なら見ただけである程度のことがわかるので力を入れたいところです。
ただ、某、巨大ハンバーガーチェーンの商品写真のように
出てきた物とあまりに乖離があるのも考え物ですが.....
ドン、ドン、ドン!!!
んっ?こんな時間に誰だ?.......
黄色いピエロが何故?
うわーーーーーー!!!
という訳で、2~3割増しで、チョットだけ見栄えをよくすると良い加減だと思います。
色乗りも少しだけ良くし記憶色に合わせておくと違和感が出ないでしょう。
今回の被写体は皆が手入れやすいであろうセブンイレブンの冷食コーナーから
ミートソーススパゲッティをチョイス!
みんなも挑戦して撮ってみてね!
とりあえずパッケージ越えの写真を撮ることを目論んでいましたが
なんと!麺にソースが直接乗っているではありませんか!
てっきりソースは袋に入っていて後乗せとばかりに。。。。。
ま、まあ。気を取り直してこれで頑張ります。
必要機材
・カメラ
・三脚
・トレーシングペーパー又はスケスケの布(なんかセクシーだね!)
・下にひく白い布、紙
・助手(トレぺを持つ役?)
カメラ設定
特になし(笑)
そう言っては身も蓋もないので
ISOは意地でも100又は一番低い数字に合わせる。
一見、400でも800でも変わらないじゃん?と思いますが
メイドを上げると
「おかえりなさいませご主人様」といってくれるので
一言「ただいま」と言って入店いたしましょう?
んっ?メイド違い???
明度でしたね。露光量をあげると隠れていたザラザラが浮き出てくることが
あるので可能な限り低いISOで撮りましょう。
レンズは100mm前後の マクロが一番使い勝手が良いです。
個人的には80mmのマクロがあれば嬉しいですが。
絞りはお好みで、とはいえお皿に何が乗っているか分からないのは論外
メニュー写真なので商品がはっきり分からないものはダメですね。
今回使う光源は水素がヘリウムの原子核になる核融合の......
えっ?回りくどい?
はい。すみません。
太陽光を使って撮影いたします。
とはいいましても太陽は一番良い(基本の)光源ではありますが
とにかく強い影が出てあまり見栄えのする写真にはなりません。
そこで!安い!折れる!破れる!三拍子そろったトレーシングペーパー!
えっ?褒めてるよね?
色々使える便利な紙ですよね。
今回使ったものは幅80cmのロール紙で長さは忘れましたが30m位?のを
切ってつかっています。
無ければレースのカーテンでも良いのですが目が粗いと映り込む
可能性があるので2枚目はトレぺで!
100円ショップにあるのかな?
100円では買えませんが帯広市内の文房具専門店「受川」さん
に行けばサイズが色々あると思います。
下に敷く物は何でも良いのですがケント紙ならどのご家庭にもあるの?
テーブルクロスでも白い物なら何でも。
もちろん白い布でもなんでも良いのですが滑らかなカーブを描くと
綺麗なグラデーションが出るのでセットを参考にして組んでみてください。
それではセットを組んでいきますよっと。
まず光の差し込む窓際を占領いたします。
窓にトレーシングペーパーを貼ります(写真の窓は光を拡散していたので
トレぺは貼っていません)
そして窓と被写体の間にもう一枚吊り下げても良いですしフラッグフレームに
貼っても良いので差し込みます。
これであら不思議!硬い光が柔らかくなりましたね。
クッキリとした影も、ふんわり柔らかくなりましたね。
撮れた写真がコチラ!
角度と被写界深度違いで数枚
そしてコンパクトデジカメで撮った写真も
Canon PowerShot G7 MK2 f2.8 1/1250秒 焦点距離9mm 絞り優先
コンデジ、スマホでは必ず望遠にして撮りましょう!広角だと歪みます。
そういう効果を狙うなら良いのですが通常は望遠側にして撮ることをおすすめします。
コンデジも頑張ってますね。
さすがはキヤノンさんです!
沢山褒めたらキャノンさんからなんか頂けないかな?
今日イチのポイントは!トレぺの2枚通しで影を柔らかく!
しかし、光の当たる角度のコントロールと周りに映り込みの処理が出来る
スペースが無いのでお皿に映り込んでいますね。
幸いあまりうるさい映り込みではないのですが、お金は頂けないレベルの写真ですね。
JPG撮って出し(リサイズのみ)
Canon EOS 5D MK4 f8 1/40秒 iso100 焦点距離100mm 絞り優先
しかし万能の太陽光もいくつか弱点があります。
夏は太陽の位置が高いので陰影が付きづらい。
基本、左奥から光を当てたいのですが今回は昼過ぎなので右奥になってしまった。
ダメではないのですが。
時間によって色温度が変わる。そのばあいトレぺは一枚もしくは無しでも良いのですがある程度の陰影がないと料理がノッペリになるので。
曇りや雨だと光量が足りないことがある。
等々、太陽に時間を合わせられるのあれば良いのですが
それと、最近の窓ガラスはかなり色被りする物があるので要注意。
やはり忙しい現代人?は照明を揃えるのが一番です。
それと、残念ながら新しいカメラを買っても良い写真は撮れません。
確かに新しい機材はワクワクしますが.......
それなら照明を揃えたほうが格段に良い写真が撮れるのでお勧めです。
あ、物撮りの話ですよ。
今回はお金をかけずに太陽光のみで撮ってみましたが(実は筆者も初挑戦!)いかがでしたでしょうか?
次回はシズル感とライブ感を足した写真に挑戦してみましょう!
その前にやはり照明が必要ですのでスピードライト(フラッシュ)紹介の回かな?
ではまたね。