お盆帰省した友人から「明日キャンプしよう」との連絡
夏休みの真っただ中。ほぼ家族を持つ友人グループのメンバーが、そんな急な呼び出しに応じられるはずもなく……。
翌日に集まれたのは6人のみ(意外と集まる我が友人たち)。
住宅街から遠い河川敷よりさらに奥。
テントなど用意せずタープひとつで焼肉が始まる。
しばらくして、タープに横付けされた車の窓から垂れ下がった“白い布”が気になり「何あれ?」と尋ねた。
車から垂れ下がった謎の白い布
「言ってたしょ!!」との返答。
そうだった。
「Switch持ってきてよ!ゲーム大会しよう」などと無責任にお願いしていたのだ。
優れモノらしいバッテリーにゲーム機を繋げ、プロジェクターから“スクリーン”に映し出す。
おお!
解像度は「それなり」だがゲームするだけなら充分だ。
行われるゲームはもちろん……
4人対戦の「ボンバーマン」!
ちょっと“良い肉”やホッケ、十勝マッシュのアヒージョをつまみながら白熱のゲーム大会。
「アイテム出ない」「黒いの殺す」「下見てなかった」
真っ暗な森におっさんたちの声が吸い込まれる。
空が白んでくるまで続いた爆弾での殺し合い。
最後の対決が終わると、急に寒さを感じて火に活を入れる。
「外でゲームがしたい」という我儘に付き合ってくれた友人に感謝して片づけに励むメンバーであった。
余談
解散して、帰れる者はそのまま帰宅。
飲酒したメンバーはそれぞれの車で寝て、自由に帰ることに。(テントないし、ね)
車内で楽しかったキャンプの余韻に浸っていると、外からいきなり懐中電灯で顔を照射された。
???「ひとりで何してるの?」
あら……
警察の方(フル装備)ではありませんか。
この辺によく見回りに来るのは知っていたが、声をかけられたのは初めて。
嘘をつく必要もないので、「キャンプしてた」と正直に話す。
ポリス様「キャンプ道具は?」
キャンプ道具を積んでいない様子が随分と怪しかったらしい。手ぶらでキャンプに行った罰が当たったのか。
ポリス様「車の中見させてもらいますね」
まだ暗い河川敷で始まる車のガサ入れ。
ポリス様「なんか変なモノ積んでない?」
私「……ナタはあるけど」
ポリス様「鉈?見せてください」
明確な使用目的があったので大丈夫だったが、「使わないときは車から降ろしてくださいね」とのこと。
はい、そうしてます!
ずいぶんと怪しまれたが、何も悪いことはしていないので無事解放。
解せないのは、少し離れたところに同じように車で寝ていた友人がいたのに、私だけ声をかけられたこと!
解せない!
そんなに怪しかったか!笑