10年以上前からやってみたかった「屋上緑化」。壁のある建物など一度も作ったことがない素人大工が体感した現場のリアルを、引き続きご報告します。
※前回の記事は、こちら
予測される危険と対策
~ 100%自己責任で労災などおりない それがDo It Yourself ~
- 丸鋸作業で◉眼球◉に木っ端が刺さる
対策:木材の切断時は、最低でも保護メガネを着用しましょう。勢いよく舞った木っ端が保護メガネの隙間から入ることがあるので、フェイススクリーンがベストです。 - 釘打ちで◉眼球◉に異物が刺さる
対策:高圧エア釘打ち機を使用する際は、保護メガネを着用しましょう。本格的に人体に釘が刺さる場合は保護メガネなんて無力(=諦める)でしょうが、エアの力が凄まじいので、打った衝撃で釘の一部や木片が飛ぶことがあるからです。
↑爽快感と恐怖を同時に感じます。
- 高所から転落する
対策:高所作業は、動作をゆっくりと、体幹を鍛えて挑みましょう。作業中の服装は上下がつながっている作業着がベストです。引っかかりません。せめて、ヘルメット(998円)で脳だけは守りましょう。↑残念、転落せずに済みました。 - 高所から落ちた角材が脳天を直撃する
対策:固定する予定のものは、現場に放置せず、その場で固定しましょう。特に、複数人で取り組む場合は(事情を知らない)他者への配慮が欠かせません。現場は常に整理整頓し、現場に立ち入る際は、不測の事態に備えてヘルメットを着用しましょう。 - 利き手中指の第三関節を痛める
対策:急いでいても、5㎏以上の物を鷲掴みでピストン輸送しないようにしましょう。指の関節に負担がかからないよう、前腕の筋肉をメインに持つと良いと思います。15㎏以上のものは、背筋と太もも裏の筋肉を使います。 - 軍手の中のスズメバチに刺される
対策:寒くなってきたら、軍手を外に置きっぱなしにしてはいけません。その軍手、中にスズメバチが入ってますぜ。
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※大切な人を、激しく動揺する第一発見者にしないためのポイント
「今日の作業、死ぬ可能性、高めだな。」という日は、家族など近しい人に、「○時と○時に、イキテル旨を伝えます。連絡が無ければ緊急事態です。返信は不要です。」と伝えておきましょう。アラームをセットし、宣言した時間にメールなどで確実に連絡します。これだけで、どんなハプニングが起こっても心の準備ができているので安心♡です。
自称「大工」への道
ホームセンターの棚に並ぶ商品の区別がつかない。種類多すぎ。何語だよ。買わせる気あるのかよ。と感じる、それが初心者。まずは、釘からいってみましょう。「釘」といっても、用途によって種類は様々。目的(何と何を接合するのか)を明確にし、インターネットで基本的な情報を頭に入れた後、ホームセンターの店頭で人目を憚らず勉強するのが近道です。最低限の知識を身に着けたら、無難なものを選び、打ちまくって、釘と友達になりましょう。ここまでくると、「イケるじゃん」感が内から湧き上がり、自信が漲って、いかなる風貌でも「ホームセンターの常連臭(プロっぽい雰囲気)」が漂いはじめます。たかが釘、されど釘。 ↑軍手の指先が余ります。仕方なく素手で作業する自称「大工」。連続して使用するとドリルビットが熱を持つので、火傷注意です。屋上緑化
屋根の面積は約14㎡。冬は雪が積もります。屋根にのせる土は軽い方が良いので、「パーライト(ガラス質火山岩を加熱して膨張させたもの)」をメインに、腐葉土と赤玉土を混ぜて用いました。↑わずかな風で舞うほど軽い真っ白なパーライトは、こなああああゆきいいいい!!のようです。
植物は、屋上緑化で実績がある多肉植物の「セダム」を選択しました。セダムはホームセンターなどで簡単に入手でき、強い生命力を持っています。実際に、コンクリートブロックの上に放置しても死なない、ゾッとするほどのしぶとさを確認できましたので、計画より土の量を減らしてみました。耐寒性があるそうですが、屋根の上で十勝の厳しい冬に耐えられるかどうか、まだ分かりません。まぁ、たぶん、大丈夫でしょう。
今は極めて地味。
【植えたセダム】ツルマンネングサ、レフレクサム、ステファニーゴールド、白花タイトゴメ、コーラルカーペット
※1ポット150円ほどです。ケチなので屋根全面を覆う数は買いませんでした。年月と共に勝手に増えてくれたら、こうなる↓予定です。
さいごに…
塗料に関するおねがい
10g程度で十分なので、持ち帰って試し塗りできる塗料の使い切り小袋サイズ(130円以下希望)を商品化してほしいです。または、店頭に端材を持参して試し塗りできるサービスをお願いしたいです♡単価が高い上に余らせたら悲惨な性質のものなのに、木材によって発色が違いすぎます。ギャンブルか!踏んづけてやる!!!つづきはこちら↓
はじめてつくった物置小屋に、簡易ビニール温室を期間限定増築
★狂虎はTwitterでも、やりたい放題だょ★