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炭鉱遺産が舞台?!『赤平アートプロジェクト2018』で石炭産業崩壊前の熱気をのぞき見てアツくなった話

狂虎(きょうこ)

狂虎(きょうこ)

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そこの(「写メ」と発する大人を小馬鹿にする)未成年の方!北海道の石炭産業が日本経済を支えた時代があったことを、ご存じでしょうか?!

1880年代、石炭運搬のために鉄道が敷かれ、急速に発展した北海道。炭鉱がある町は大いに潤い、活気が溢れていたのだそうです。
しかし、1960年代に石炭から石油エネルギーへの転換が進み、海外産の石炭との価格差が3倍にまで広がったことで、国内の石炭産業は終わりを告げました。
炭鉱閉山で基幹産業を失った炭鉱の町、赤平市、夕張市※、三笠市、芦別市、歌志内市などは、人口が減少し財政も悪化。このまま衰退まっしぐら!?と思いきや…

ちょ待てよッ!

と声を上げ始めた民間の猛者達が、2007年に『炭鉱の記憶推進事業団』というNPO法人を設立。市民の手で“炭鉱の記憶”を蘇らせ、地域の活力を取り戻す活動を始められたのだそうです。

ニッチな香りに、仲間意識が芽生えます(こっちの話)。

今年は、24年前(1994年)に閉山した『旧住友赤平炭鉱』を現代美術の展示会場とした『赤平アートプロジェクト2018』を主催されているとのことで…
けっこう遠かったwけれど、(実姉や甥まで巻き込んで)行ってきましたょ! ふぁお~

※埋蔵氏の『夕張市石炭博物館』記事はこちら ←トカチニッチ内での流行(?)にも乗っているトレンディなワタクシ☆

恩師との再会

(暴れ足りない甥を含め)5名の親族を乗せ、会場に到着ッ!!
この場所は、かつての炭鉱マンが真っ黒になった体を洗う浴場だったのだそうです。

ボロボロです! ひゃっほー

「さぁ、親族のみなさん! 中を見ましょうか~。」と足を踏み入れたところで…

なんと! 10数年ぶりに恩師と再会!! うれしい想定外!!!

お髭が似合う、こちらのダンディな男性…上遠野先生は、母校の恩師であり、現代美術家であり、 『赤平アートプロジェクト2018』のアートディレクターをされているのです!
先生に出会うまでの16年間で築いた“モノの見方”を、根本から変えてくださった方です。
まさか、現場にいらっしゃるとは…!

↓キラキラの笑顔が記憶の通りでうれしい♡ 「ぼくはフリー素材だよ。」というありがたいお言葉を頂戴いたしました。

↑受付をされていたこちらの学生さんは、なんと『芽室町』のご出身なんだとか!運命を感じた(?)ので、「私、芽室に住んでるんですよねぇ~うふふ♡」とすかさずアピール!

エンジン全開♡ うおおおおおおおん

会場が持つパワー

恩師との再会で精神状態がおかしくなりましたが、とにかく一旦落ち着いて、いよいよ中に入ります!

24年前まで現役だったということは、ものすごーく古いというワケではないはずですが…
日常的にメンテナンスされていないと、劣化が激しいということなのでしょうか。
作家さん視点だと、“この空間だからこそ”できる表現があるのだと感じます。

アート作品が過去を手繰り寄せる

採炭の音を再現しているこちらの作品。扉が取り払われたひんやり静かな建物内に、装置がつくり出す音が響き渡ります。

当時のエネルギーに、時を超えて接続しているかのようです。キッズもたのしい!

ぐるん ぐるん

さらに進むと、広い空間(当時の更衣室)が現れます。こちらにも作品がたくさん!

当時は、“床を掃除しやすい”という理由から、ドイツ式の『吊りかご』に衣類を入れて吊るしていたそうです。三交代で働く2,500人分の“ロッカー”として活躍したのだとか。

炭鉱にまつわる用語と『吊りかご』がユラユラ揺れています。

死と隣り合わせの緊張感張り詰める現場を出て、疲労困憊で入浴の準備をしたであろう炭鉱マン達。この空間で何を思い、どんな会話を交わしたのでしょうか。

炭鉱マンが浸かったドデカイ浴槽を使ったこちらの作品には、本物の苔が移植されていましたょ。

↑時が止まったまま、といった眺めです。

炭鉱コスプレイヤーとの出会い

攻めている作品に刺激を受けていると、“昔懐かしい”家庭の雰囲気が漂うコーナーを発見ッ!!
炭鉱全盛期の頃の家電や、生活用品が並べられていましたょ!
アルコールランプ!なつかしい~(涙)いろいろなつかしい~(昭和59年生まれ)。

↑あ。たぬき!

…て、おやおや?!

先ほどから“気になって仕方なかった”方が、こちらのコーナーに溶け込んでいらっしゃるではありませんか!

↑炭鉱コスプレイヤー 黒ダイヤ五郎氏です。

ものすごーく気になったので、光っているところを撮影させていただきました☆

ピカピカ

※『コスプレ』も流行ってるの?!荒草氏のコスプレ記事はこちら

2004年に始まり、14年目となるこちらのプロジェクト。夕張市など、空知地方の炭鉱遺産で順番に開催されるため、毎年、赤平市で開催されるというワケでもないそうですょ。
今回訪れた『赤平アートプロジェクト2018』は、10月8日(祝月)までの開催です!

キッズにも刺激的な体験をさせてあげられたし、とってもたのしかったな~♡

↑このネオン、点いたり消えたりします!シビレるぅううあああああああ!!!

というワケで、いろいろ書きましたが…

現場で見た方が、断然いいと思いますよ♡

つづく

●赤平アートプロジェクト2018(そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト)
会場:旧住友赤平炭鉱坑口浴場 / 赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
10月8日(祝月)まで ※土曜・日曜・祝日のみ開催
10:00~16:00 ※入場は15:30まで
入場無料 / 写真撮影可 / SNS投稿歓迎

★狂虎はTwitterでも、やりたい放題だょ★


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↓物騒ですねッ!!!
人間と社会の本質に向き合うキッカケを提供するのが、オシャレな大人のやることだよね!
ハッ!だからアートなのか!!と(今さら)思いました。 BY虎

30年位前に成O空港周辺に炭鉱コスプレイヤーに似た方沢山いましたよ!

byかず

コスプレ流行ってるのか…

炭鉱コスプレイヤー!ぜひ十勝に来ていただきたい!

ははは!またまた、冗談ばっかり!やれやれ、ふーぅ。
BY 虎

狂虎さん撮影の写真は、皆さま何故かドン引きしてる気が・・・
ドン引き写真展開催してください!!

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