帯広市に拠点を置く、ある企業の違法行為を暴露します。
[注意!]
この暴露話は“知り合いから聞いたウワサ話”です。
その程度の信憑性しかないのでご了承ください。
その会社は社員数名の零細企業。タイムカードなどというハイテク機器は存在せず、上司は社員たちの遅刻に頭を悩ませていたそう。
とうとう全体会議にて上司からお達しが。
「明日から遅刻した輩は、この貯金箱に100円入れるように。」
写真はイメージです。
正直なところ最初は冗談のつもりだった。
冗談でも「遅刻が減れば良い」と。
翌日、遅刻した従業員S氏が入口に設けられた貯金箱にチャリンと入れた。
それを見た他の社員は「遅刻したら自分も100円入れなければならない」と自らを戒める。
こうして社員の遅刻は減るか、に思われた。
が、いつしか100円は遅刻の免罪符となり、「100円払えば遅刻してもOK」という本末転倒な結果を呼ぶことに。
中でも遅刻が比較的多かったS氏。
罰金総額の半分以上は、S氏が支払っていたのではないだろうか。
そのまま一年が経過。
ずしりと重くなった貯金箱を手に上司がルールの撤廃を宣言する。
遅刻に対する罰金ペナルティは、以下に該当しなければ労働基準法違反となる恐れがある。
1.一日分の給料の1/2以内
2.月給の1/10以内
3.就業規則に明記していること
どれに引っかかったのかは不明だが、とにかく遅刻100円ルールは撤廃された。
そしてまた数年が経過。
現在、そんな罰金制度があったことを覚えている社員は誰一人いないという。
後日談
「はい、これ」
身を固めてからほとんど遅刻しなくなったS氏に、上司からずっしり重い貯金箱が手渡された。
「みんなから、結婚祝い」
その“半分以上は自分で支払った”結婚祝いを受け取り、複雑な心境のS氏なのであった。
写真はイメージです。
写真はイメージです。
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- 100円玉 218枚
- 50円玉 15枚
- 10円玉 9枚
貯金箱の中身は22,640円だったとのウワサである。